温めてもおいしい!淡路島そうめん【毎月11日は、麺の日】
神戸市在住のたべぷろ編集部員の田添マチ子です。兵庫県は結構大きな面積なのですが、それは淡路島も含まれるからかもしれません。この淡路島は食の宝庫としても知られています。有名なのは淡路島玉ねぎですが、それ以外にも独特の気候を生かした食べ物がたくさんあります。野菜はもちろんですが美味しい加工品もあります。今回はその中の一つ、そうめん「かえで淡じ糸」の食べ方のご紹介をします。
明治時代からの製法を守って作られたそうめん
毎月11日は麺の日です。11は細く長い麺に見えることが麺の日になった理由です。全国製麺協同組合連合が麺類をPRするために制定しました。
淡路島の手延べそうめんは淡路市の地場産業として明治時代より続いてきました。中でも楓勇吉商店のそうめんは良質の小麦粉と塩水で丁寧に練り上げて作られています。細くて腰のある麺として知られていますが、中でも今回ご紹介する「かえで淡じ糸」は太い部類に入ります。
淡路島の独特の気候と風土を活かし、豊かな自然の中で昔ながらの技法を守って製造されています。寒い時期に作り、さらにひと冬を土倉で寝かせて商品としてお客様に届けるという手間をかけた特別なそうめんです。
参考リンク:
かえで淡じ糸(中細麺) 兵庫県物産協会
さて、買ってきましたよ。10束入りで500g。結構ズッシリ~。麺は普通のそうめんよりも存在感のある太さ。しかしうどんほどは太くありません。そうめんよりは太いけれど、うどんよりはかなり細いです。
一応一人前は2束と書いてありますが、人によっては食べきれないかもしれないので、1.5束であれば普通のそうめん2束分になるのではないかと思います。おかずとしてのにゅう麺なら1束で二人分いけます。
「かえで淡じ糸」の茹で方のコツ
作り方は普通のそうめんと変わりません。たっぷりのお湯にほぐしながらパラパラと入れて茹でます。沸騰したらさし水をしながら茹でましょう。袋には何分茹でたらいいと記載されていないのですが、2分と少しくらい見ておけば十分です。
茹で上がったら流水で締めます。しっかりと冷水で洗うのが美味しく食べるためのポイント!
ざるでもにゅうめんでも美味しいです。食べてみると甘みが結構感じられます。噛み応えもあり、コシが確かにしっかりしている。寒い時期に作られて土倉でひと冬寝かされているからでしょうか。
にゅう麺にする時は、その甘みを楽しむために汁は濃くしない方がより風味を味わえるのでお勧めです。ざるにする時も同様です。
麺の太さを生かしたおいしい食べ方
また、この太さなので意外な食べ方も可能なのだとか。それが鍋に入れるという食べ方。鍋に入れるならラーメンかうどんかですが、この太さのお陰で鍋に入れても美味しく食べられるのだそうです。鍋でそうめんとは新鮮ですね!
他にも炒めてスパゲティ風に、ドレッシングをかけてサラダ風に、カラッと揚げてスナック風に食べられるという実に柔軟性の高い麺なのです。工夫次第で料理のレパートリーも広がりそうですね。いろんな食べ方が楽しめるそうめんってお得感があります。
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