福岡県のたべぷろ編集部員クリスです。豚骨ラーメンやもつ鍋、水炊きなど、定番が決められないほど「うまいもん」にあふれている福岡。実はその定番のなかに「山芋鉄板」という料理があることをご存知でしょうか?福岡居酒屋の定番の味である「山芋鉄板」ですが、実は自宅でも簡単に作ることができるメニューなのです。
今回は、居酒屋の定番メニューとして福岡の人に愛されている「山芋鉄板」の簡単レシピをご紹介します。

カリッ!フワッ!トロッ!フライパンで作る簡単山芋鉄板

たべぷろでは以前にも山芋の鉄板焼きについてご紹介しています。

元昆布大使おすすめ!昆布を上手に使った博多の「山芋の鉄板焼き」【レシピ付き】

では早速、「山芋鉄板」を作るのに必要な材料からチェックしましょう。

<山芋鉄板(2人前)の材料>

山芋:200g
卵:1個
白だし:大さじ1.5

たったのこれだけで、福岡の居酒屋風メニューがご自宅で食べられるのです。では、「山芋鉄板」の作り方を見ていきましょう。

<作り方>

1.山芋をすりおろす
すりおろし器で山芋をすりおろします。より滑らかな食感を出したいときには、すり鉢でさらにするか、フードミキサーにかけるとよいでしょう。またすべてをすりおろさず、部分的に粗みじんにきって混ぜると、シャキシャキの食感も残せるのでおすすめです。

2.材料を混ぜ合わせる
すりおろした山芋をボウルに移し、卵と白だしを加え混ぜます。

混ぜる際は、写真のように卵白のドロッとした部分を切るイメージで。食感にむらが出ないように、均一に混ざるようにしましょう。

3.弱火で焼く
フライパンに油を少量の油をひき、生地を流し込み弱火で焼きます。表面にぽつぽつと穴がでてきはじめたら、火を止めます。

なお、油を多めにひくと、外側のカリっとした食感が増します。また両面をやくと、外側と内側の食感の違いをより一層楽しめる仕上がりになります。

※写真は居酒屋の鉄板料理の雰囲気に近づけるため、スキレットを使用していますが、フライパンでも同じ手順で作ることができます。

山芋の優しい甘みをご堪能あれ!

完成した「山芋鉄板」がこちら。今回は仕上げに、かつお節と味のりをふりかけました。

ゆらゆらと踊るかつお節と、ほのかに香る和の香り。ホクホク、ふわふわ、トロトロな食感が見た目からも伝わってくるようです。実際に食べてみると、白だしによって引き出された山芋の優しい甘さがたまりません。

もちろん食感は食べる前に思い描いた通り、フワフワのトロトロ。優しい味わいと心地よい食感にお箸が止まりません。

また、カリッとした食感をプラスお焦げも。香ばしさも加わって、お酒が恋しくなります。さすが、居酒屋の定番メニュー!

チーズなどのアレンジも。本場福岡の「山芋鉄板」もぜひ食べ比べてみて

今回ご紹介した、福岡居酒屋の定番メニュー「山芋鉄板」ですが、実は、決まった作り方がありません。居酒屋ごとに味付けや食感、さらには仕上げの調味料も異なります。チーズがたっぷりのったアレンジ山芋鉄板や、お好みソースがかかったお好み焼き風山芋鉄板もあります。

今回は材料に入っていませんが、ちょっともっちり感を出すために小麦粉を加えるレシピなんかも。

だからこそ、ぜひ一度本場福岡で、いろんなお店の個性あふれる「山芋鉄板」を食べてみてください。そして、いろいろ食べ比べた中で、自分の好きな「山芋鉄板」を見つけましょう。お気に入りの味を、自宅で追求するのも楽しいのが、福岡の居酒屋が誇る「山芋鉄板」なのです。