上野風月堂は、あんパンなどを製造販売する木村屋總本店との初のコラボレーション商品「あんぱんプティゴーフル」(写真)を19日から上野風月堂本店および全国の百貨店・量販店で発売した。今回のコラボでは、東京で創業270年の上野風月堂と創業148年の木村屋總本店の老舗企業同士が、新たな東京土産を誕生させるため、両社の伝統や技術を融合させ商品開発に取り組んだ。

こうして完成した「あんぱんプティゴーフル」は、上野風月堂伝統の「はさみ焼き技法」で焼きあげた丸いウエハースの間に、銀座木村屋總本店の「酒種桜(桜あんぱん)」をイメージしたクリームをサンドした。「酒種桜(桜あんぱん)」は、桜の塩漬けと北海道産のアズキを使用した「こし餡(あん)」と酒種生地が特徴の銀座木村屋總本店の代表商品。

同品のクリームには、「餡子(あんこ)パウダー」のほか、酒かすや塩漬けにした桜のパウダーを加えることで、「酒種桜(桜あんぱん)」独特の甘さや風味を土産として配りやすいプティゴーフルで表現した。価格は、10袋入り550円(税抜き)、20袋入り1000円。

◇日本食糧新聞の2018年2月21日号の記事を転載しました。