4月6日は「塩むすびの日」。赤穂化成は、「甘塩スタジオ赤穂」で、市内の小学生とその家族43人を招き、「プロが教えるおいしい塩むすび教室」を開催した。同社が食育活動の一環として位置付けるこの催し、「和を結ぶ」を掲げ、人間にとって欠かせない食材「塩」を通じて、和食の素晴らしさやご飯の大切さを、小学生とその父母、祖父母三世代に伝えることが目的。

同スタジオが昨年5月にオープンしたため、初の東京スタジオと同時開催となり、東京にいる浮田和彦同社社長がビデオの画面を通じて「元気に楽しく握ってほしい」と呼びかけた。

講師は、辻ウエルネスクッキングの佐川進校長が務め、にがりを入れることでふっくらご飯を炊くコツや、この日新発売となった、塩むすびに最適な「甘塩・塩むすびの水塩」「同・塩むすびの塩」2品を使った、塩むすびの握り方を紹介した。

うち水塩は、「赤穂の甘塩」にアルカリイオン水を配合したスプレータイプの液状塩で、ご飯を握った後に全体にふりかけると、少量で塩が全体にいきわたるため、塩分が固形塩の4分の1程度と、減塩効果が得られる。さらに天然のにがりがコメの味を引き立てると同時に、片手でさっとできるメリットもある。

一方、塩むすびの塩は、「赤穂の甘塩」を顆粒に加工したもので、握る前に水と一緒にふりかけ、そのまま冷ましたご飯を握ることで、ふんわりした顆粒塩ならではの柔らかな塩味が楽しめる。

参加した小学生からは「おにぎり大好き。自分で握るともっとおいしい」「作るのが楽しい。これからはもっとお母さんを手伝いたい」とし、父母・祖父母からは「便利で使いやすい塩で驚いた」「減塩を心がけているので積極的に使いたい」などの声が挙がった。

◇日本食糧新聞の2017年4月14日号の記事を転載しました。