社長が収穫した小田原ミカンで限定クラフトビール
キリンビールのクラフトビール会社スプリングバレーブルワリー(SVB)は1月から「磯崎さんちの小田原みかん」の発売を開始している。SVB東京だけの限定販売で、商品名の通り磯崎功典キリンホールディングス社長の磯崎農園で栽培したミカンを原料に使っている。ミカンの程よい酸味と爽やかな香りが楽しめる、甘すぎないフルーツエールタイプのクラフトビール。360mlで930円。
昨年の「みかんエール」から商品名を変更し、“小田原ブランド”を前面に打ち出す。生産者でもある磯崎社長は「天候不順で収穫量は例年の半分だが、品質は大変よい」とした上で「小田原はかまぼこだけでなくミカンも有名。首都圏での小田原ブランドの認知度を高めていきたい」と意気込む。
冷凍したミカンの果肉と乾燥させた皮を、ビールを熟成中のタンクに投入することで、渋味を減らし、フレッシュな味わいやミカンの香りを引き出した。ミカンはビール250Lに約8kgを使用。原材料は小麦と大麦の麦芽とホップ。酒税法上の規格は発泡酒。
◇日本食糧新聞の2018年2月7日号の記事を転載しました。
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