日本で「アロエ」といえば、ヨーグルトなどに入っている食用の「アロエベラ」や、火傷の時に傷口に塗る「キダチアロエ」がポピュラーですが、今回は、人間の腕ほどの長さを持つ肉厚の「アロエベラ」の食べ方をご紹介します!
アロエベラは温暖な地域で栽培されていることが多い植物。自分で調理するイメージがあまり無いですが、実は意外と処理も簡単に出来る!ということで、トライ。新鮮なアロエを、自分でさばいて頂いてみましょう。

アロエベラ、どうやってさばく?

筆者は道の駅(熊本県内)で購入。大きさにもよりますが120円前後で売られていました。サクサクっと包丁で簡単に切れるアロエ。肉厚なので手ごたえもしっかりあります。

今回は、アロエの代表的な食べ方だという「お刺身」と「ヨーグルトにまぜて」の2通りで、食べたいと思います。そのため、切り方は削ぎ切りと、賽の目切りに。

まずはアロエを幅5センチほどにぶつ切りにし、横のトゲトゲ部分をカット。緑の皮の部分を包丁でむいたら、あとは食べやすい大きさにカットしていきます。

皮をむいて切っていくと、葉肉部からトローっとした粘り気のある水分が出てきます。もの凄い保水力です。

アロエをお刺身でいただく

まずはお刺身で頂きます。筆者はかつて、庭先で育てていたアロエを食用と勘違いしてカットして食べた事があるのですが、猛烈な苦さに悶えました・・・。まさに「苦い思い出」。

そんな苦い過去があるため、恐る恐る口に運ぶ。生のお刺身で頂いてみたところ、こちらも少々苦味があるようです。

苦味のある場合は、お湯で2~3分茹でた後に冷水でしめてから頂けばOK。こうすると、ぬめり・苦味がとれます。

お刺身として食べるとアロエ独特の食感がオモシロイ。弾力はあるのにサクっと歯切れも良い。お醤油のほか、ポン酢やドレッシングでも良さそう。サラダに入れて食べてもOKです。

賽の目切りにして、ヨーグルトと!

アロエといえば、一番慣れた食べ方がこれ。こちらも2~3分茹でて冷水でしめたあとに、ヨーグルトに混ぜていただきます。

苦味もなく、クセもないので食感が楽しめるアロエ。ベリーやバナナなどのフルーツと一緒にまぜて食べるのもおすすめです。

このほか、1日ハチミツに浸けておくと味がしみこんでより美味しく食べられるとのこと。アイスにトッピングしたりして、ミニパフェづくりにも。

アロエベラはカットした部分から酸化しやすいため、使う時は食べる分だけカットすると長持ちします。保存するときは、断面にぴったりとラップをはりつけて空気に触れないようにし、冷蔵庫(野菜室)へ。こうしておくと3週間ほどは美味しく食べられますよ。