食材商社ジャパンソルトは、日本初上陸のウィルマーチャイナ社の「金龍魚こめ油」の国内発売元として取り扱いを開始。東京・神楽坂にある食品バイヤー向けアンテナショップ「ドルチェヴィータ」では、軽やかですっきりした味わいが人気を集めている。大川洋ジャパンソルト社長は、「良質で加熱調理に向く油を探す中で、同品に出合った。日本の基準に照らした品質検査を当社で実施し日本の消費者に安心・安全な製品を提供していく」と意気込みを語った。

ウィルマーチャイナ社は中国最大手の穀物・食用油ブランド。9日、東京都千代田区のシャングリ・ラ ホテル東京で商社・卸、流通、小売バイヤー、日中のメディアなど約60人を集め、「金龍魚こめ油」発売記念発表会を開催。同ホテルの大竹祥人バンケットシェフが調理した金龍魚こめ油を使った天ぷらが提供された。

今回紹介されたのは小売向け商品だが、製菓・製パン業界向け、給食向けなど業務用製品の採用を検討したい、との声もあり、期待の高さがうかがえた。この発表を前に、7~9の3日間、渋谷・スクランブル交差点周辺のデジタル広告スクリーンをジャックした大型PRを実施。数千万円ともいわれるキャンペーンでチャイナパワーを見せつけた。

テープカットに臨む大川洋社長(左から2人目)ら

日本のこめ油の年間消費量は約8万t。健康志向トレンドの中で、酸化しにくくγ-オリザノールや植物ステロールなど健康機能成分を高含有するこめ油の成長性は高い。

中国国内29ヵ所の自社農園と契約農家で栽培されるコメを原料にした「金龍魚こめ油」は、16年に東京で行われた国際こめ油大会で、「国際こめ油品質大賞」を受賞。その評価を足掛かりに、日本の小売業などと提携し、2年以内に東京、大阪など1万軒の小売店での販売を目指す。

◇日本食糧新聞の2018年1月24日号の記事を転載しました。