ギンビスは、健康志向の高まりに対応したチョコスナックとして22日、「しみチョココーンもち麦使用」を全国発売する。同品は、人気のチョコスナック菓子「しみチョココーン」に、チョコスナック史上初となる話題の穀物「もち麦」を配合した。

従来のしみチョココーンのおいしさはそのままに、サクサクした食感の中に、もち麦由来のプチプチ感や香ばしさという新たな食感と味わいを付加した。もち麦には食物繊維が豊富に含まれており、糖質の吸収を抑える働きがあることから、体形が気になり始めた人や食生活に気を付けたい人にも訴求する。

開発段階では、もち麦の配合率を1%から100%まで全て検証し、最適な38%を導き出すなど徹底的にこだわった。

もち麦は、穀物の中でも食物繊維の含有率が高いことが特徴で、食物繊維がコメや小麦に比べて多く含まれている。その含有量は白米の25倍以上、玄米の4倍以上で、水溶性食物繊維であるβ-グルカンを多く含むことから、「スーパーフード」として注目されている。

また、食物繊維が豊富に含まれていることから、糖質の吸収を抑える働きがある。さらに、穀物のタンパク質の主成分であるグルテンを除去したグルテンフリーで、カラダにやさしく仕上げ、健康を気にする人も安心して食べることができる。

通常よりもチョコの量を抑え、軽い味わいで食べやすく仕上げている。54g、参考価格120円(税抜き)。

「しみチョココーン もち麦使用」開発担当者は、開発経緯について「味のおいしさ、健康感で注目されるもち麦を、しみチョココーンに使ってみたら面白いのでは」と説明し、最もこだわった点を「もち麦の配合量」とし、「通常はスナック生地にコーンを100%使用するが、その生地にどこまでの比率で、もち麦を配合できるかと1%刻みで検討し、スナック生地へのもち麦の配合率は38%という黄金比率を導きだした」と語る。

◇日本食糧新聞の2018年1月15日号の記事を転載しました。