中華・高橋は12日から東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「第20回ファベックス2017」に、サメをメーンに出展する。フカヒレのリーディングカンパニーとして、多業態へ向けたバラエティー豊かなフカヒレ製品をはじめ、サメ肉の加工品まで幅広く紹介する。

注目はサメ肉を卵白処理してふわふわに仕上げた「サメ正肉卵白漬け」だ。会期中、天ぷら風に仕上げ試食してもらう。同社では「サメ肉は臭いと思われがちだが、それは鮮度が悪いから。鮮度の良いサメ肉はにおいが全くなくおいしい。ぜひこの機会に味わっていただきたい」(高橋滉代表取締役社長)としている。

宮城県気仙沼に工場があり、同社では、フカヒレだけでなくサメ全体の価値を高めることで、地元の近海マグロはえ縄漁を持続可能な漁業へと導くことを目指す。3月に気仙沼に新工場を稼働させ、残された貴重な国産白身原料であるサメ肉の市場創造に向けた体制を強化している。

◇日本食糧新聞の2017年4月12日号の記事を転載しました。