2017年は、「糖質制限」「糖質オフ」という言葉がより一層、私たちの生活に浸透した気がします。それに伴い、糖質オフをうたう食品の幅もグッと拡大!商品の選択肢が増えたのは、嬉しい限りです。
買える商品が格段に広がったことを受けて、今回の比較では「糖質オフ」の新製品を取り上げてみました。

拡大する「糖質オフ」商品-パスタやパン、ドレッシングにハムまで

今回エントリーした商品は、“調味料”“加工肉類”“麺類”“パン・シリアル類”という、日常使用する代表的なカテゴリーです。いかに、通常品との違いを感じずにおいしく食べられるかが争点です。

モニターの試食前に、アンケートで一番試してみたい商品をあげてもらったところ「蒟蒻効果」(昭和産業)が一番に。唯一「糖質が気になる」食材としてパスタが挙がったので、やはり「麺類=高糖質」のイメージが強いのでしょうか。

では糖質オフの新製品、いろいろ比べてみましょう!

エントリー1:「蒟蒻効果」(昭和産業)

▽発売日=9月1日、全国
▽価格/内容=350円(税別)/80g×5束
▽商品特徴=スパゲティ。カロリー1/4カット、糖質1/4カットのグルコマンナン入り。80gの同品は100gのデュラム小麦100%のパスタと同じゆで上がり重量となるため、摂取カロリーと糖質が軽減。食物繊維入り。

エントリー2:プリマハム「プリマヘルシー〈糖質ゼロ ロースハム〉」

▽発売日=3月1日、全国
▽価格/内容=100円(税別)/3枚(36g)、198円(税別)/3枚(36g)×2
▽商品特徴=畜肉ハム。新「プリマヘルシー」シリーズ。しっかりとしたおいしさが味わえる、糖質ゼロのロースハム。やや厚めにスライスした。

エントリー3:三菱食品「糖質コントロール〈あっさり和風ドレッシング〉」

▽発売日=9月11日、全国
▽価格/内容=220円(税別)/170ml
▽商品特徴=ドレッシング。新「食べるをかえる からだシフト 糖質コントロール」シリーズ。カツオ風味の醤油仕立て。砂糖を甘味料に差し替え、通常のドレッシングより糖質50%オフ。糖質量0.15g(15g当たり)。

エントリー4:山崎製パン「糖質ひかえめ〈ブレッド〉」

▽発売日=11月1日、全国
▽価格/内容=160円(税込)/6枚
▽商品特徴=新「糖質ひかえめ」シリーズ。一般的な食パンに比べて糖質を50%低減させた。風味がよくふんわりとした食感。1枚当たりの糖質は6.0g。

糖質オフの食品っておいしいの?

試食モニターに聞いたところ、糖質オフ食品そのものについて「気にならない」「気になるが購入に至らない」人で7割を占めましたが、「おいしくなさそう」「魅力に欠ける」「コスパが悪い」に加え「添加物が気になる」という意見もありました。

オフ商材に求めること、継続購入に必要なポイントともに、「味わい」「価格」が半数を占めているところを見ると、どうも糖質オフ食品は「おいしくなくて、高い」というイメージが定着してしまっているようで、残念でもありますね。

なぜなら「蒟蒻効果」は試食後、予想に反するおいしさと、通常品と遜色ない食べ応え――アルデンテ食感が好まれて、1位を獲得しているからです!

製造技術も進化する「糖質オフ食品」。食わず嫌いではなく、是非お試ししてみてはいかがでしょうか?