歌舞伎町でシャンパンタワーが進化!おでんタワーも登場
カクテルグラスをピラミッド状に重ね、上からシャンパンを注ぐ「シャンパンタワー」が今、思わぬ進化を見せている。本来はシャンパンの液体がキラキラと注がれる美しいさまを楽しむ演出だったが、シャンパンに代わり、さまざまな食材が使われるようになってきているのだ。
東京都新宿区の「TOP DANDY 1st」は18日、在籍する人気ホストのバースデーイベントを開催。そこで登場したのがシャンパンタワーならぬ「おでんタワー」だ。ピラミッド上に組まれたカクテルグラスの中に入っているのはおでんの具材。ホストクラブ名物のシャンパンコールをバックに、温かいだし汁が注がれるという趣向だ。
歌舞伎町のホストクラブ業界では最近、こうした変わり種タワーが続々と登場している。「牛乳とリキュールの入ったグラスにココアを注ぐココアタワーや、そうめんタワーなど、今までにないユニークな発想のタワーがじわじわと広がってきています」と、同店を展開するGROUPDANDYの広報部主任・岳野めぐみ氏は話す。
今年11月には、湖池屋がポテトチップス「KOIKEYA PRIDE POTATO インペリアルコンソメ」発売に合わせ、老舗ホストクラブ「愛本店」とのコラボでシャンパンタワーに同品を注ぐプロモーション動画を公開し、話題を呼んだ。
見た目のインパクトで盛り上がり、SNSにアップすることで二度楽しめるシャンパンタワーは、「友人と楽しさを共有したい」と考える現代消費者の志向に合致している。このシャンパンを自由にアレンジする“派生系タワー”は、「食+プチイベント」の一つのカテゴリーとしてホストクラブ業界だけにとどまらず、今後、浸透しそうな予感だ。
◇日本食糧新聞の2017年12月27日号の記事を転載しました。
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