ネスレ日本は、「ストレスと苦味をコンセプト」にし、ストレスの度合いで10段階の苦味レベルからお薦めの特製抹茶メニューを提供する「ネスレ癒しの宇治抹茶カフェ」を11月30日から12月10日までの期間限定で「ネスカフェ原宿」内に開店している。

同社は、17年から「抹茶」をコーヒー・チョコレートに次ぐ第3の柱として、日本独自の製品・サービスを展開し、「抹茶」を日常生活に取り入れることによる健康価値を提案している。

29日開催のオープニングイベントで、コンフェクショナリー事業本部の槇亮次マーケティング部長は、「抹茶を注力し新たな成長を目指す」と強調。「国内抹茶製品市場が12年と16年を比べ34%増と急成長し、成長の背景に緑茶の約2倍のポリフェノールが摂れるなどの健康価値への期待がある」と説明。

さらに「抹茶の健康価値を訴求する取組みを、キットカットやネスカフェドルチェグスト、さらには、ネスレウェルネスアンバサダーなど幅広い展開を行っている」とした。

今回の「ネスレ癒しの宇治抹茶カフェ」について槇部長は、「抹茶の価値提案を拡大する取組みの中で、海外では、ストレスフルな大都市で抹茶を受け入れられることに着目した」と説明。

多忙によるストレスが気になる年末を控えたタイミングで、苦味をはじめとする「味覚とストレスの関係性」に関する調査を実施した結果、普段から何らかのストレスを抱えている人は96%に達し、「ストレスがたまったときに苦い食べ物(飲み物)を求める人は、甘いものや辛いものを求める人よりもストレスレベルが高い傾向にある」という事実が判明した。

この結果をもとに、抹茶の魅力をさらに広げるため、ストレスと苦味をコンセプトに同店をオープンした。

入店後、スマートフォンを活用した「ストレスチェック」を実施。10段階(1~10NIGA)にレベル分けし、レベルに応じて苦味の異なる特製抹茶スイーツと、「ネスカフェドルチェグスト」で抽出した抹茶メニュー、「キットカット」抹茶製品を提供。

店内は抹茶色のグリーンを基調とし、寝そべるソファ席や抹茶の香りがするクッションなどのリラックスアイテムを多数配置するなど、日頃のストレスを癒やせる落ち着いた空間にした。

また、期間中のキャンペーンとして、「ストレスチェック」で「8NIGA」以上と判定されると「キットカットミニ抹茶まるごと茶葉13枚」1袋を提供。さらに「ネスカフェドルチェグスト」と、専用カプセル「ネスカフェドルチェグスト濃い抹茶」(1箱12杯分)のセットが、5人限定で当たるくじ引きに挑戦できる。

◇日本食糧新聞の2017年12月6日号の記事を転載しました。