焼酎スタイリストyukikoです。東京で本格焼酎イベントを行うと、「焼酎ってこんなに美味しいお酒だと初めて知った!」と、“焼酎の美味しさ”を再発見する方にたくさん出会います。この「たべぷろ」読者の皆さんにも、ぜひとも美味しい1杯を飲んでほしいと思っています。そこで、今回は自宅でも焼酎水割りを美味しく飲むためのコツをお伝えします!

お酒を注ぐ前に準備しておきたい、焼酎を美味しく飲むコツ

自宅で焼酎を飲むなら、美味しい1杯が飲みたい……。そのような方にお伝えしたい、焼酎を注ぐ前に準備しておくと良いコツがあります。ご自宅で焼酎を飲まれている方は実践されていますか? 簡単なので、皆さんもぜひ試してみてくださいね。

自宅で焼酎水割りを楽しむ場合、まずはグラスにこだわってみてください。

本格焼酎は芋や麦、米などの原材料と麹、水の3つによって造られています。香りを楽しむお酒でもあるので、その良さを活かすグラスを選んでみましょう。

ビールジョッキやカクテルで使用されるロンググラスのように、縦長で深さのあるグラスだと、香りが広がりにくかったり、届きにくかったりします。高さが10cmくらいのグラスを選ぶと良いでしょう。同じお酒でも、グラスを変えるだけで届いてくる香りの感覚が違いますよ。

美味しい1杯を飲むために……常温のグラスを使用する時のコツ

冷えたグラスが理想ですが、ご家庭では常温保管されたグラスを使用することが多いですよね。そこで……焼酎水割りをつくる時には、氷をグラスに入れる段階でもポイントとしてお伝えしたいことがあります。

まずは、グラスいっぱいに氷を入れます。そして、マドラーでグラスの中の氷をくるくると数回ステイします。すると、氷の角がとれてくるうえ、グラスも冷えてきます。

これをするだけでも、焼酎水割りの美味しさが変わります。冷えたグラスを使うときにもぜひ実践を。水割りのようなコールド系のお酒が好きな方には、省かずにやってほしい工程です。

ちなみに、時間がたつと氷が解けてきます。グラスの下に溜まった水は、次の工程に進む前に捨てておきましょう。水が溜まったままお酒を注いでしまうと薄まってしまうため、美味しい1杯を飲むためにも意識してみてくださいね。

お酒と水、どちらが先?美味しい焼酎水割りをつくってみよう!

焼酎水割りを楽しむ時、皆さんはお酒と水、どちらを先にグラスに注いでいますか?

答えとしては、焼酎が先です。その後から水を注ぎます。焼酎も水も勢いよくではなく、ゆっくりと注いでください。すぐに混ぜないで30秒から1分ほどそのまま待ちます。グラスを見ると、お酒が対流しているのが分かります。そのあとから、マドラーでゆっくりステイ。柔らかい口当たりの美味しい焼酎水割りが楽しめますよ。

東京で初心者さん向けのイベントを行っていると、「特に気にしないで注いでいた」「お酒と水の順番は気にしていなかった」という声を聞きます。ご自宅で美味しい1杯をつくれると、食事も一層美味しく感じられたり、お酒を飲む時間が充実したものになったりします。

國酒(日本のお酒)でもある焼酎が、皆さんの日常のシーンを豊かにする1杯になったら嬉しく思います。ぜひご自宅で実践してみてください!