コーヒーコーディネーターの資格を持つライター、碓氷あげはです。最近はすっかり寒くなり、温かい飲み物がおいしく感じられる季節へと移ってきましたね。そこで、寒くなってきた今だからこそ飲みたい、バナナを使った甘いアレンジコーヒーをご紹介します。え、バナナ?と思うかもしれませんが、コーヒーとバナナはとても食べ合わせが良い食べ物なんです。
今回はそのことを踏まえ、コーヒーとバナナの相性に始まり、バナナラテの作り方から飲み方までを解説していきます。読み終わった頃には、あなたもバナナラテを飲みたくなっているはずですよ!

バナナはコーヒーを手助けしてくれる良い友

それでは、まずコーヒーとバナナの相性についてご説明しましょう。コーヒーと言えばカフェインが有名ですが、実はこのカフェイン、摂り過ぎると身体を健康に保つ電解質などのバランスが崩れてしまい、頭痛や倦怠感を引き起こすと言われています。

これらの症状を抑えるために、バナナが食べ合わせとしておすすめなんですね。先程、頭痛を引き起こしている原因はカフェインがバランスをおかしくしているから、と言いましたが秘密はバナナの栄養に隠されています。

実は、カリウムなどが含まれているバナナは、乱れた血糖値のバランスを整えてくれる優れものです。バナナは手軽に食べられるうえに、便秘の改善や美肌効果が得られる可能性が高いので、コーヒーを飲む際はぜひとも組み合わせてみてくださいね。

自宅でバナナラテの作り方

では、実際にバナナラテを作ってみましょう。用意するものは、バナナ、牛乳、濃く淹れたコーヒー、はちみつです。ミキサーがないとおいしく作れないので、ぜひ用意してください。量はお好みです。

まず、初めに少量のバナナと牛乳、はちみつをミキサーでよく混ぜ合わせます。次に、本来ならコーヒーマシンのスチーマーで温めて作りますが、家庭なら鍋かレンジで沸騰しない程度に温めれば問題ありません。

温めたらカップに注ぎ、濃く淹れたコーヒーを注ぎ入れて完成です。可能であれば、エスプレッソを使うとさらに風味良く作ることがあります。

時間が経つと色が変わってしまうため、熱々を飲むようにしましょう。

もしどうしてもミキサーがない、という場合は、泡立て器やフォークなどでペースト状にすれば似た味わいを楽しめます。

バナナラテをよりおいしく飲んで寒い冬を乗り切ろう!

バナナラテは少しとろっとして甘みがあり、コーヒーのほろ苦さが後味に残る味わいが特徴のアレンジコーヒーです。このまま飲んでもおいしいですが、さらにおいしく飲む方法をご紹介します。

まずは、定番のパウダー系を振りかけるアレンジです。なかでもシナモンは相性が良く、甘さが際立つのでぜひ試してください。また、ココアを振りかけるともカフェモカ風になっておいしいです。

ほかにも、キャラメルやチョコレートのソースを掛けたり、洋酒を加えたりすると味に奥行きが出て風味も豊かになります。ただし、甘みがあるものでアレンジする場合は、はちみつを抜かないとかなり甘くなるので注意してください。

今回ご紹介したバナナとコーヒーの組み合わせは、味わいだけでなく健康面でも良いとされているので、冬の寒い季節は熱々のバナナラテを飲んで温まりましょう!