こんにちは、母ちゃんライター高橋あんづです。以前「子どもの歯並びは食事を通して育てたい! 歯医者さんに聞いたオススメ「顎育」食べ物」という記事を書いた際、「あたりめ(スルメ)はよく噛むのでおススメ」とご紹介させて頂きました。しかしこのあたりめ、喉に詰まらせる危険や、食べさせてもいい年齢が良く分からないといった点から、子どもに与えるのをちゅうちょしてしまうんですよね・・・

あたりめ(スルメ)って、何歳ごろから与えていいの?

以前の記事はこちら

子どもの歯並びは食事を通して育てたい! 歯医者さんに聞いたオススメ「顎育」食べ物【ご飯奮闘記】 

あたりめの与え方の不安点を解消するため、今回はかつてお子さんに日常的にあたりめを与えていた保育士さんにお話をうかがってきました。

まず第一に気になるのが、与えてもいい年齢ですよね。あたりめはかなり硬い食べ物ですが、「噛み砕いて飲み込む」のではなく「時間をかけて噛む」ことを目的と考えるのであれば、歯が生えそろい始めた2歳前後で与えても大丈夫なのだそうです。

長男の通う幼稚園では2歳児クラスの子どもたちに対し、おやつにあたりめが出されています。お子さんが嫌がらずに噛んでいるようでしたら、1歳半過ぎ~2歳前後でも与えて問題ありません。

どんな種類のものを、どうやって与えたらいいの?

現在あたりめは、さまざまなかたちで商品化されていますよね。子どもにあたりめを与える際に問題になってくるのが、その高い塩分。2歳前後のお子さんに与えるのであれば、やはり減塩の商品がおすすめです。

また、やわらかく加工された商品も売り出されていますが、こうした柔らかい商品を噛む力が備わっていないお子さんに与えるのは少々危険。噛みちぎったはいいものの、噛み砕くことができず喉に詰まらせてしまうことがあるのです。小さなお子さんに与える場合は「飲み込まない」ことを前提に、あえて硬い商品を与えるほうが安全ですよ。

もし小分け包装された商品ではなく、イカまるごと1杯のあたりめを購入した際に気になるのは、その切り方。あたりめを子供に与える場合は持ちやすいスティック状など、必ず少し大きめに切るようにして下さい。細かく切ってしまうと喉の奥に入ってしまい、窒息してしまう危険があります。

安全にあたりめを与えるために、注意点をチェック!

あたりめを与える目的は「食べること」ではなく、あくまでも「噛むこと」。ですので、1日に頻繁に与えたり、1度に大量に与える必要はありません。減塩のものを選んだとしても多く与えては塩分過多になってしまいますので、1日ひと切れを目安に、時間をかけて噛ませてあげて下さい。

また、2歳前後の小さなお子さんに与える場合は、必ず側に付き添ってあげてくださいね。噛む様子やあたりめの状態を観察しながら、「噛み砕けない」「飲み込めない」と感じた場合、頃合いを見て口から出させてあげましょう。

成長に伴って噛む力が備わってくると、あたりめが口の中で小さく、柔らかく噛み砕かれるようになってきます。そうなってくればもちろん飲み込むことが可能ですし、あたりめを自分で食べる「顎力」が備わってきた証拠です。

まとめ

わが家の次男(1歳7ヵ月)はあたりめを渡すと1度に口に押し込んでしまうため、安全のために与えることを断念しました。しかし長男(まもなく4歳)はあたりめが大好きで、いつも嬉しそうにモグモグしています。4歳近くなれば1人でもしっかり噛め、飲み込むことも問題ありません。みなさんもお子さんの年齢や性格に合わせて、ぜひ硬~いあたりめを噛ませてあげて下さいね。