こんにちは、はじめまして。都内某所にて3歳と1歳の息子を育てながら、ライターとして活動している高橋あんづと申します。「子供と食事」というテーマは、世のママさん方を悩ませるもののひとつ。食べない、好き嫌いする、逆に食べすぎるなど、本当に頭を抱えたくなりますよね。ママさんたちのそういったお悩みに共感し、解決策を模索、そして時には子供とともに食を楽しむわが家の「ご飯奮闘記」、はじまります。

暴走する二人の子供に、わが家は動物園

わが家は現在夫と私、2017年度から幼稚園に入園した3歳の長男、そして1歳になった次男の4人家族。上の子が幼稚園に入って少し落ち着きましたが、以前はそれはまぁ、家の中はひどい有様でした。

制御不能の3歳児と本能むき出しの1歳児により、部屋は動物園状態。長男がおもちゃを持ちだして次男がそれを広げるという、見事な連携プレー。片づけても片づけても延々と散らかされる気持ちは、石を積んでは鬼に壊される、賽の河原の子供のようでございました。現在も土日や夕方になると2人の子鬼は大暴れ。もう母ちゃん、片づけない・・・。

そんな2人の兄弟は、食事に対する向き合い方が全く違います。よく「兄弟姉妹は全然ちがう」と言いますが、2人目を育てる中で私もそれを強く実感。「ご飯奮闘記」を始める前に、まずは兄弟それぞれ違う「食の悩み」をご紹介させて頂きたいと思います。

「ご飯いらない」が口癖の長男

長男はどちらかというとお気楽な性格で、楽しいことが大好き。離乳食を開始した頃は特に好き嫌いもなく、「ふむ、悪くない」とでも言いたげに、与えられるがままモソモソ食事をとっていました。しかし月齢が進むにつれてその様子は段々と変化していったのです。

おそらく長男の中では「遊ぶ>食事」だったのでしょう。離乳食が進むにつれて食事に対する集中力がなくなり、空腹を感じない程度まで食べたら後は残すようになってしまいました。もちろん、食べるのは「好きな食材」からです。現在もご飯をよく残すうえ、遊びたい気持ちが強い時には「ごはんいらない」と食事を拒否。離乳食の頃から今に至っても、長男の食の細さは私の悩みの種であります。

そんな長男ですが、困ったことにおやつは大好きなんですよね。食事が入らないと困るので、基本的には決まった時間、決まった量しかあげません。彼の口癖は、「ねぇ、3時(おやつの時間)になった?」。まだ朝の8時ですからー!

もっとご飯をよこせと泣き叫ぶ次男

それでは次男はどうかというと、長男に比べてだいぶハッキリした性格をしています。離乳食を開始した頃から一貫して、好きなものは食べる、気に入らないものは吐き出す。離乳食そのものも気に入らなかったのか最初は進みが遅く、だいぶ心配したものでした。

そんな次男ですが、ある頃を境にスイッチが入ったかのようにご飯を食べるようになりました。お腹がすくと30分以上全力で泣き叫び、食事を要求。食べ終わった後もぐずぐず。夕方になると泣き叫び、寝る前にも泣き叫び、当時は私も精神的にKO寸前。

生まれた時からよく泣く子だった次男。私はそんな次男の泣く理由を「夕方の泣き→疲れたから」、「寝る前の泣き→寝ぐずり」だとばかり思っていたんですよね。

でもある日、「もしやこの人、飢えてる?」と思った私は、一度思う存分食事を食べさせてみることに。それまで次男に与えていた食事の量は、基本的に育児書などを参考にして用意していました。長男があまり食べない子だったため、泣き叫ぶほど飢えていると思いもしなかったのです。

結果、次男は育児書に記載されている食事量の倍をたいらげ、夕方も夜もぐずることなく、静かに眠りについたのでした・・・。

今でも食事前になると椅子にしがみつき、「早く食わせろ!」と言わんばかりにキーキー言っている次男。両手で料理をわしづかみ、小さな口に必死でねじ込んでいる様子を見ていると、長男とは違う意味で不安になります。

家事能力は低いので、ご安心下さい

「ご飯奮闘記」の主役2人、我が家の長男・次男をご紹介させて頂きました。子供たちと母との間に繰り広げられる、戦いの記録、それがこの「ご飯奮闘記」。悩み、苦しみ、そして時には楽しみ・・・そんな日々を皆様にお伝えできればと思います。

ちなみに母あんづの家事能力は、なんといいますか、結構低いです。全体的に茶色い献立になっちゃったり、煮物ばっかりだったり、盛り付けが絶望的だったり・・・嗚呼。「可愛いキャラ弁!」や「オシャレなディナー!」ですとか、そういったものは永遠に出てきませんので、世のお料理苦手のママさん方もご安心下さいませ。「可愛いキャラ弁になりそこねた、良く分からない何か」は出てくるかもしれません。それでは、よろしくお願いします!