カフェとフルグラを組み合わせた「泡ふわ温フルグラ」をオフィス朝食に
ネスレ日本とカルビーは協業し、新朝食メニューとしてカフェとフルグラを組み合わせた「泡ふわ温フルグラ」を開発。オフィスなど新たな場で朝食摂取を提案することで朝食啓発に取り組む。
ネスレ日本が全国の家庭やオフィスなどに260万台を展開するコーヒーメーカー「ネスカフェドルチェグスト」を活用し、カプセルで高圧抽出によるきめ細かい泡に「フルグラ」をトッピングする、「泡ふわ温フルグラ」を共同提案する。
オフィスでは、ネスレの「ネスカフェ アンバサダー」を活用し、小スペースで低コストな朝食提供を可能にしオフィス朝食スタイルで朝型勤務を支援する。
10月25日、東京都内で開催した共同会見で、ネスレ日本飲料事業本部コーヒーシステムビジネス部古山裕巳部長は、「ネスカフェドルチェグストで10年前にコーヒーメーカーに新価値を創造した当社とフルグラで第三の朝食という価値を創出したカルビーの両社で朝食に新提案を行う」と意気込みを語った。
カルビーフルグラ事業本部企画部網干弓子部長は、共働き世帯の増加と単身世帯の増加で忙しい朝、朝食に時間をかけられないという課題の解決に両社で取り組むとした。
また、朝食習慣化には(1)簡単(2)飽きない(3)(冬場は)温かい(4)オフィスでも家でも–という4点が重要で、「泡ふわ温フルグラ」は、「ネスカフェドルチェグスト」で抽出したホット飲料に「フルグラ」をトッピングするだけと簡単で、コーヒー、抹茶、ココアなど20種類以上の専用カプセルと「フルグラ」9種を組み合わせることで100種類以上のメニューを楽しめるとの利点を強調した。
オフィスでの展開は、労働生産性や働き方改革が注目されている中、朝型勤務推奨のために朝食サービスを検討する企業が増加する一方、導入コストや人件費などの問題で、導入に踏み切れない企業に向け、ネスレの「ネスカフェ アンバサダー」を活用し「ネスカフェドルチェグスト」マシン利用、カプセル購入に加え、「フルグラ」を別途購入することで、小スペース・低コストで朝食としての「泡ふわ温フルグラ」をオフィスで提供可能にする。
試験的に導入するマクロミルの中野崇エグゼクティブマネージャーは、生産性向上のために、朝型勤務は効果的とし、「コミュニケーションの活性化にもつながっている」との現状を説明した。
普及のため、「ネスカフェ原宿」「同三宮」で「泡ふわ温フルグラ」を期間限定で提供するほか、「ネスカフェドルチェグスト」「フルグラ」のスターターキットが抽選で当たるキャンペーンなどを実施する。
◇日本食糧新聞の2017年月10日30日号の記事を転載しました。
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