香川県高松市在住のたべぷろ編集部員・しまだゆうです。讃岐うどんを提供する全国チェーンのお店も増えてきて、讃岐うどんの存在も広く知られるようになりました。それと同時に、讃岐ならではの食べ方も浸透してきたようです。「ぶっかけうどん」や「釜玉うどん」などは香川県でこそメジャーな存在でしたが、他県の人からすれば未知の食べ方でした。ところが、今では「ぶっかけうどん」も「釜玉うどん」も広く知られるようになっています。
しかし、まだまだ美味しいのに知られていない食べ方が存在します。今回は、全国の人に是非とも知ってほしいうどんの食べ方の一つ「醤油うどん」を紹介させていただきます。

シンプルイズベスト!香川県で人気の食べ方

「醤油うどん」と聞いて、どのような食べ方を想像しますか? うどんに醤油をかける? 面白味にかけるかもしれませんが、その通りです。ただし、注意しておいてほしい事が一点だけあります。それが、うどんにかける醤油は一般的な家庭で使用されている醤油ではないという点です。

では、どのような醤油をかけるのでしょう?気になる答えは「だし醤油」です。

食べ方はとてもシンプルで、冷たいうどんに好きな量の薬味をかけ、そのまま「だし醤油」をかけるだけ。

薬味は、「ネギ」「大根おろし」「すだち」「生姜」などです。また、ゴマや天かす。レモンなどもよく合います。

「だし醤油」をかけたら後はかき混ぜて食べる!シンプルな分、うどん本来の美味しさを楽しむ事が出来ます。

古くから愛されている「醤油うどん」

「醤油うどん」の誕生は、農家の人が繁忙期に簡単に食べられる昼食として、うどんに醤油をかけて食べていた事から始まったとされています。

古くから愛されている食べ方でもある「醤油うどん」は今でも大人気です。実際、香川県では「醤油うどん」を売りにしているうどん屋も少なくありません。シンプルな食べ方だからこそ、うどんの味が問われる。その「醤油うどん」を売りにするという事は、それだけ自信があるという事でもあるのです。

醤油うどんこそ讃岐うどんの誇り!

早くて、安くて、美味しい。三拍子そろった「醤油うどん」は本場でも大人気です。余計な味や食感がないので、うどん本来の味と食感を楽しめます。食欲が減退する夏などには、特にその本領を発揮します。

夏のうどん屋では、醤油うどんを始め、冷たいうどんが大人気です。もちろん、夏以外の季節でも大人気。うどん本来の味と食感を楽しみたい人には、是非とも知っておいてほしい食べ方です。

まだ、食べたことがない人は迷わずトライしてください。シンプルな味だからこそ、うどんの奥深さを理解していただけるはずです。