ガムをかんで「健康ガムカムダンベル体操」
NHK文化センターは「敬老の日」の9月18日、とげぬき地蔵で知られる東京・巣鴨の高岩寺境内で、かむ運動を取り入れた高齢者向け健康体操「健康ガムカムダンベル体操」を実施した。当日は、輪嶋直幸武蔵野学院大学教授の実技指導で、お年寄りを中心にした参加者は協賛したロッテの歯につきにくいガム「フリーゾーン」をかみながら体操を行った。
「健康ガムカムダンベル体操」は鈴木正成筑波大学名誉教授が考案した。ダンベル体操に“ガムをかむ動き”を取り入れたもの。急速に高齢化が進む中で、お年寄りの健康への自助努力が求められているが、家庭で手軽にできる高齢者向けの新しい健康体操として普及が進んでいる。
この体操により、介護に頼らず自立した生活を送るために基礎体力の維持・増強を図り、さらにガムを使って咀嚼(そしゃく)力を鍛えることによって脳の血流が活発になり、認知症予防の効果も同時に図ることが期待できる。
「健康ガムカムダンベル体操」は、ガムをかみながら木製のダンベルを手に持ち、リズムに合わせて「手を開いて、手首を内側に曲げ強く握りしめる、握りながら前腕を胸まで引き上げる、かむ運動」を基本として、9パターンの動きによって構成されている。
◇日本食糧新聞の2017年9月22日号の記事を転載しました。
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