ニコニコのりの「ギバサ(アカモク)のおみそ汁」の販売が好調だ。今年に入ってから、TV番組でアカモクの機能性が取り上げられる機会が増え、引き合いが大きく増加している。

3月にはNHK「あさイチ」でスーパーフードとしてアカモクが取り上げられ、アカモクに豊富に含まれるフコイダンが腸の免疫細胞に直接働きかけることで花粉症改善につながり、さらにフコキサンチンは脂肪燃焼効果が高くダイエットにも期待できると紹介された。

さらに9月26日にABC系列で放送された「名医とつながる!たけしの家庭の医学」では、アカモクに多く含まれるフコキサンチンには内臓脂肪減少作用があり、「アカモクを食べ続ければ、食事制限や運動をせずとも内臓脂肪を減らすことができる」と大きく紹介するとともに、大手スーパーの日配売場での取り扱いも急増していると取り上げた。

同社ではアカモクの健康性に早くから着目し、10年前に「ギバサ(アカモク)のおみそ汁」(1袋、4袋)を商品化していた。日配売場でアカモク関連商品は増えているが、ドライ売場ではいまのところ少なく、同品に注目が集まっているようだ。今期ここまで(16年10月~17年8月)の同品売上高は1袋タイプが前年比25.8%増、4袋タイプが同15.3%増と大きく伸長している。

◇日本食糧新聞の2017年10月2日号の記事を転載しました。