日本は、日常的に海外の料理を楽しむ習慣がある国です。特に東京は、海外のレストランが次々とオープンするので、聞いたこともない新しいメニューを味わえる街でもあります。中華、フレンチ、イタリアン、アジアン、インド、ロシア・・・そんな世界各国のメニューを楽しむ民族って、他にはないのでは?(笑)
しかし、そうそう毎日外食ばかりというわけにはいきませんよね。そこで、気軽に家庭で『外国の未知の味』が食べられる“簡便調味料・食品”を集めてみました。さてあなたはこれらのメニューの中でいくつご存じですか?

FAUCHON シーズニングミックス <デュカ> 中東の味わいをオリーブオイルとパンでいただきましょう

「FAUCHONシーズニングミックス <デュカ>」(エスビー食品)

まずは、美食ブランド「FAUCHONシーズニング」シリーズから「FAUCHONシーズニングミックス <デュカ>」(エスビー食品)の登場です。「FAUCHON」シェフ監修によるプロの味と、エスビー食品のスパイス&ハーブの調合技術を組み合わせて生まれました。

さて「デュカ」とは?

答えは、中東発祥のナッツやスパイス、塩などがミックスされたシーズニング。 ローストアーモンド、ごま、岩塩に、クミン、コリアンダーなどのスパイスとカルダモン、コリアンダーなどの焙煎スパイスを加え、香ばしさとスパイス感のバランスが取れた味わいの粉タイプ。こちらをオリーブオイルで混ぜれば出来上がり!

パッケージにあるように、スライスしたパンにのせて食べましょう!

8月14日から全国で発売中、10g(2人前×2) /130円 (税別)です。

SB シーズニング <ワカモレ> アボカドと混ぜるだけのメキシカンディップ!食べ方イロイロ! ご自由に

「S&B シーズニング <ワカモレ>」(エスビー食品)

「S&B シーズニング <ワカモレ>」(エスビー食品)も混ぜるだけの時短調理です。油も使わないので、ヘルシー!

「ワカモレ」は、メキシコ発祥のディップソースのこと。綴りは「Guacamole」――メキシカンレストランでは「ワカモーレ」グワカモーレ」と書かれている場合もあります。

アボカドベースにスパイス&ハーブの香りと程よい辛みが特徴のディップで、トルティーヤチップスに付けて食べるもヨシ、タコスの中身に入れるもヨシ!サンドイッチの具としてもOK。食べ方は自由自在です。

本来ならすりこぎのような石ですりつぶして作られますが、こちらは皮と種を取ったアボカド1個分を潰して加えて混ぜるだけ。クミン、赤唐辛子、ガーリック、オレガノが香るディップが瞬時に出来上がります。

8月14日から全国で発売中、12g (2~3人前×2) /110円(税別)です。

GABAN シーズニング <サブジ> ジャガイモを使ったインドの国民食

「GABAN シーズニング <サブジ>」(ハウス食品)

 「GABAN」の名前は、ご存じの方も多いのでは? 丸い缶に入ったブラックペッパーは、ラーメン屋さんによく置いてありますよね・・・。そう、その「GABAN」は世界各国のスパイスを提供しているブランドでもあります。

そして「GABAN」が今回投入したのは、インドの国民食「サブジ」。インド料理店で、ちょっとスパイシーなおイモが添えられているのを見たことはありませんか?

「GABAN シーズニング <サブジ>」(ハウス食品)は、野菜(ジャガイモ以外でもOK!)とスパイスを炒めて、蒸し煮にして作る「サブジ」がフライパン一つで簡単にできてしまいます。香ばしいローストクミンと爽やかな香りのコリアンダーをはじめとした豊かなスパイス感で野菜の甘みを引き立たせます。

8月14日から全国で発売中、8.5g(2人前)/オープン価格です。

サンバル インドネシア料理には欠かせないピリ辛ソース

「サンバル」(ユウキ食品)

次にご紹介するのは、インドネシア料理やマレー料理に欠かせない「サンバル」(ユウキ食品)。辛み付けの調味料で、チリソースの一種ともいえましょう。油で炒めて作る「サンバルゴレン」などに使われるそうです。

ちなみに、「ゴレン」は、炒める、油で揚げるの意味。皆さんも「ナシ(米)ゴレン(炒め)」や「ミー(麺)ゴレン(炒め)」は聞いたことあるのでは? これらの料理に「サンバル」が入ることがあるそうです。

こちらは、辛みと酸味のバランスがよい味わいのペースト状になっているので、炒め物の他にドレッシングに加えたり、焼き鳥に付けて食べてもおいしくいただけますよ。

9月1日から全国発売中で、110g瓶/260円(税別)です。

ハウス スパイスクッキング アジアン屋台街 <ラクサ風スープ> ココナツの風味が優しいシンガポール風ヌードル

「ハウス スパイスクッキング アジアン屋台街 <ラクサ風スープ>」(ハウス食品)

 「ラクサ」とは、ココナツ風味漂うカレーラーメンといえばわかりやすいでしょうか。シンガポールやマレーシアの気軽なお店や屋台で味わえる、ザ・南国ローカルフードといえましょう。スパイシーでありながら、ココナツの香りと風味でマイルドなところが感じられるのも大きなポイント。そんな「ラクサ」が、小鍋で8分煮込むだけでできてしまうなんて!

「ハウス スパイスクッキング アジアン屋台街 <ラクサ風スープ>」(ハウス食品)は、エスニックらしい味にさらにエビのうまみを加えています。どちらかというと、シンガポール風をイメージした、とのこと。

自分では用意しにくいエスニックならではのハーブや香辛料をブレンドしてくれてあるので、本当にお手軽にトライできる商材です。

8月14日から全国発売中で、9.2 g (2人分×2) /オープン価格です。

K&K 缶つまスパイシー <マトンパクチーカバブ> マトンとパクチーの風味がビールにピッタリ!

「K&K 缶つまスパイシー <マトンパクチーカバブ>」(国分グループ本社)

家飲みが流行し、その後押しになったのがこの「缶つま」シリーズといってもよいかもしれません。

「K&K 缶つまスパイシー <マトンパクチーカバブ>」(国分グループ本社)は、開けたらそのまま、お酒のおつまみになるわけですが、「マトンカバブ」とは何? しかも文字の間にはパクチーの文字が・・・。

「マトンカバブ」は、インド伝統の一品料理だそうです。マトンは羊肉。カバブ(カパーブ)は、串焼き。これにパクチーなどの香草や香辛料をふんだんに使い、香り高くし、お酒のおつまみとして昇華させたのが本品なのです。もちろん串には刺さっていませんが、串から外し、食べやすくしたものとして缶詰になりました。

マトンとパクチーの独特の味わいと程よい辛みが、特にビールにはもってこい!のお味ですね。

8月14日から全国で発売中、10.8g(2人前)/オープン価格です。

シチューオンライス <チキンフリカッセ風ソース> 単なるクリーム煮ではない!フレンチ流シチュー

「シチューオンライス <チキンフリカッセ風ソース>」(ハウス食品)

ここからは西洋に移りましょう!

たまに巷でも論議が起こる“シチューとごはんを一緒に食べる問題”ですが、この度、ご飯にかけることを前提としたシチュールウ「シチューオンライス <チキンフリカッセ風ソース>」(ハウス食品)が登場しました!

新「ハウス シチューオンライス」シリーズは、濃厚なうまみとしっかりとしたとろみがご飯によく合う設計の商品です。

そしてその味が、単なるホワイトシチューではないのです! では「フリカッセ」って・・・何?

どうやらフランス語のようでして、綴りは「fricassée」となります。フランスの家庭料理でいうところの「白い煮込み」を指す言葉でした。ごく簡単に言うと、バター等で肉を炒め、小麦粉と生クリームを加えて煮込んで仕上げるもの。すなわち「クリーム煮」ともいえましょう。でも[鶏肉のクリーム]より[チキンフリカッセ風]のほうが、なんだか本格っぽい!おいしそう!

そしてこちらは、生クリームのコクとマッシュルームの味わいに加えて、白コショウなどのスパイスの香りをほどよく利かせた味わい。ご飯によ~く合いますよ!

8月14日から全国発売中で、160 g (4皿分×2)/オープン価格です。

ハウス スパイスクッキング バルメニュー <タコのガリシア風炒め> 気分はスペインバル!ワインと共に召し上がれ

「ハウス スパイスクッキング バルメニュー <タコのガリシア風炒め>」(ハウス食品)

今度は「ガリシア風」ときましたよ。どんな料理方法なのかしら・・・スペインのメニューっぽいですね・・・と思っていたら、なんと「ガリシア」という言葉は地名でした。スペイン北西に位置するガリシア州を指し、その地方のタコ料理「Pulbo a feira(ポルボ・ア・フェイラ:ガリシア語)」を、他の地域ではガリシア風と呼ぶのだそうです。

「ハウス スパイスクッキング バルメニュー <タコのガリシア風炒め>」(ハウス食品)は、タコと電子レンジで温めたジャガイモを炒め混ぜるだけ。パプリカやブラックペッパーなどのシンプルな味付けに、パセリとバジルで彩りもGOOD。濃厚でスパイスの利いた味わいは、ワインにもピッタリ!

スペインバルでは定番料理のひとつだそうで、おウチでもバル気分でタパス(小皿料理)を作ってみてくださいね。

8月14日から全国発売中で、6.6g(2人分×2)/オープン価格です。

REGALO <フォルマッジョの共演> イタリアらしいチーズの濃厚ソースがパスタに絡みます

「REGALO <フォルマッジョの共演>」(日本製粉)

「REGALO <フォルマッジョの共演>」(日本製粉) は、ちょっと高級な「REGALO」のパスタソース――本格イタリアの味わいを追求したシリーズです。

さてこの「フォルマッジョ」・・・パスタとなれば、イタリアの料理の名称かしらと推察したところ、なんとも単純!イタリア語の「チーズ」という意味でした!綴りは「formaggio」。

でも聞き慣れた「チーズ」という言葉より、「フォルマッジョ」といわれたほうが「おお~~~!」という気持ちになるのはなぜでしょうね?(笑)

こちらのパスタソースにはペコリーノ・ロマーノ、パルメザン、ゴルゴンゾーラ、クリームチーズの4種のチーズを使用しており、とっても濃厚な味に仕立ててあります。 さらに具材としては、ハーブを利かせた豚ひき肉とマッシュルームが入っており、満足感も抜群。

8月21日から全国発売中で、120 g (1人前)/250円 (税別)です。

Well Yes! <イタリアンベジとファッロのスープ> ヴィーガンにむけた超ヘルシー・ストレートスープ

「Well Yes! <イタリアンベジとファッロのスープ>」(キャンベルジャパン)

みなさんご存じのキャンベルスープから、新しい「Well Yes!」シリーズが登場しました。“ヴィーガン向け”商品として、この8月に発売された「Well Yes! <イタリアンベジとファッロのスープ>」(キャンベルジャパン)。ワイルドライスやキヌアなど話題のスーパーフードの他、色々な野菜や豆などが入っており、合成着色料、合成香料、化学調味料は無添加とのことです。

さて、この商品にある「ファッロ」とは・・・?

答えは、7千年もの歴史を持つ古代小麦の一種。栄養価が高く、グルテン含有量が少ないといわれていて、スローフードの代表格食材として欧米では人気が高まっているとか。 スープに入っていると食感も楽しく、スープ自体もあっさりとしたトマトベースの味わいなので、体調が優れない時にも好適かもしれません。

8月から全国発売中で、458g(ストレートスープ:2人分)/589円 (税込)です。

まったく聞いたことのないメニューでも、ちょっと聞き覚えがあるメニューでも、こうした簡便調味料や食品なら、ちょっとした冒険を楽しむことができますよね。

世界のメニューを食べ尽くす好奇心旺盛な日本人! 和食回帰ブームの一方で、海外の未知の味もいろいろ楽しんでみてくださいね。

◇日本食糧新聞「商品Watch」および、新製品情報サイト「食@新製品」の記事を一部転載しています。