BIO料理研究家の倉岡生夏です。秋の食材がおいしくなってきました。四季がある日本では旬の食材をとり入れるのは良いことですね。秋にも気にしたいのはやっぱり美肌。秋の食材で、皆さんにとてもお馴染みのある「鮭」が実はとても美肌に良いのです。

鮭が美肌に良い理由はアスタキサンチン

9月は夏の紫外線の影響や、乾燥など、美肌について敏感になる時期です。スキンケアもそうですが、美容のサプリメントなどで美肌ケアをしたりしますよね。普段のお食事で美肌が意識できる食材があればいいなと思っていました。

実は今が特に旬で私たちの身近な食材の中で美肌に良いといわれているのがなんです。鮭は健康なイメージはありますが、「美肌」のイメージを持たれる方は少ないと思います。鮭に含まれるアスタキサンチンが美肌に良いといわれています。

アスタキサンチンとは?少し聞きなれないですよね。近年化粧品などにも配合されるようになったアスタキサンチンは、ビタミンEの1000倍の抗酸化力を持っているんです。

そして鮭のサーモンピンクの色の正体がアスタキサンチンなのです。

鮭は、アスタキサンチンを多く含むエビやカニなどの甲殻類をエサにします。自分の体でアスタキサンチンを作るわけではなく、食べたエサからアスタキサンチンの栄養を溜め込んでいるわけです。

他にも鮭には美肌によい成分がたくさん含まれています。

  • プロテオグリカンでお肌の保水力
  • マリンプラセンタで、コラーゲンやヒアルロン酸も補給
  • DMAE(ジメチルアミノエタノール)で肌のハリやたるみ予防
  • EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、などのコレステロールの上昇を抑える不飽和脂肪酸
  • ビタミンB群、ビタミンEなどのビタミンを多く含んでいます。

こんな風に美容にバッチリなんです。これを聞いたらさらに鮭を食べてみたくなりますね。

まずは鮭定食

鮭だけではなく、バランスよく食べられる鮭定食はおすすめです。鮭定食の食べ方のポイントは「皮ごと食べる」「焼きすぎない」です。

皮にはマリンコラーゲンが含まれているので食べましょう。私も皮を残すことが多かったのですが、最近では皮も食べています。

また、焼きすぎてしまうとアスタキサンチンが損失されるので、あまり焼き過ぎないようにしましょう。

バラのようなサーモンサラダ

サーモンならサラダに沢山使えますね。いつものサラダがおしゃれにもなるし、食べ応えもあります。

サーモンを3、4枚くるくるっと巻くと薔薇のようになります。

普通にのせるだけではなく、ひと手間加えるとホームパーティーなどでも使いやすいです^ ^

毎日のお食事で美肌を意識して、サプリメントいらずの生活が出来たらいいですよね。秋は素晴らしい食材がたくさんあります。美肌に良い旬の食べ方の第二弾もお楽しみに!