日本で餃子といえば、THEアジアンフードといった印象でしょうか。実は、東欧のポーランドにも餃子があります!その名も【ピエロギ】。見た目は餃子ですが、具がバラエティーに富んでいるのが特徴です。噛みごたえのあるニョキっとした食感がクセになっちゃうかも?ポーランド流・餃子の食べ方をご紹介します。

ピエロギは東ヨーロッパ諸国の「餃子」の一種

餃子にも似たポーランド料理「ピエロギ」は、東ヨーロッパ諸国(ベラルーシ、ロシア、ウクライナ、スロバキア、ラトビア、リトアニア)の人々にも食されています。ただし、呼び名が違います。

例えば、ウクライナやロシアでは「ヴァレーヌィク」、ハンガリーでは「デレイェ」、スロバキアでは「プローギ」なんて呼ばれ方をしています。それぞれに少しずつレシピが違うので、東ヨーロッパ諸国を旅行するかたは、各国のピエロギを食べ歩きしてみても面白いかもしれませんね!

ポーランドで食されているピエロギは、家庭料理の一種。週1~2くらいで家庭に並ぶ定番中の定番料理です。おもてなしや、パーティーシーンでも必ず登場します。

小麦粉+水でこねて作ったモチモチとした食感の厚みのある生地に、ひき肉(豚・鶏・牛などお好みで)、香辛料、キノコ、パプリカ、ピクルス、チーズ、ポテト など、様々な具材を包み込んでいきます。1つあたりの大きさが餃子の1.5~2倍ほどなので、5つ食べればお腹一杯になってしまうくらいです。

お野菜やお肉を詰めるだけではなく、イチゴ、リンゴ+シナモン、チョコレートチーズ×オレンジピールなどを詰めてデザート感覚で頂くこともあるんですよ。デザートピエロギにはサワークリーム、生クリーム、バニラアイスを添えるのが通の食べ方です。

ポーランドでおすすめのピエロギ専門店でのおいしい食べ方

ピエロギはポーランド国内どこにいっても簡単に食べることができます。というのも、ポーランド料理店に行けば必ずメニューにありますし、ピエロギの専門店も沢山あるからです。できれば、ピエロギの専門店で食べてみてください。種類が豊富なので色んな味を楽しむことができます。

ただし、当たりはずれがあるのも本当のところです。今回は、どれも絶品でハズレなし、一押しピエロギレストラン「Pierogarnia Stary Młyn」からピエロギの美味しい食べ方をご紹介します。

外で太陽の光を浴びながら昼間からビールを片手にピエロギを食べるのが、ポーランドっ子流!

ピエロギのポーランド流食べ方は次の3つ。
・オーブン焼きピエロギ
・茹でピエロギ
・揚げピエロギ

昔ながらの素材の味わいを楽しむならば、茹でピエロギが一番お勧めです。モッチリとした食感も楽しむことが出来ます。

今回選んだピエロギの中身は、アップル&シナモン、豚ひき肉&マッシュルーム、鶏ひき肉&チーズ&マッシュルーム、ビーフ&玉ねぎ&ピクルス、ポテト&玉ねぎ&ベーコンです。

具材ごとに、味わいが全く違うので、決して飽きることがないんです。2つに切り分けると肉汁がタップリ。ピエロギ単品で食べても美味しいですが、さらに通な食べ方は「ソース」をかけること!

お肉ベースのピエロギには、シンプルにオイル×焦げ付くほどに炒めた玉ねぎのソース、マッシュルーム×生クリームのソース、ハニー×マスタード、焦げ付くほどに炒めて香りを出したベーコンとオニオン×オイル、お店特製のサワークリームなど、から選んでピエロギに絡めて頂きます。

モッチリとした生地に染みこんで、また違った味わいを楽しむことができます。

まとめ

ポーランド流餃子、ピエロギはポーランド人なら誰もが好きな主食です。お肉+他の具材をタップリ詰め込んでいろんな味を楽しめるばかりか、調理の方法を変えれば食感が変わる、ソースを変えればまた別の味わいになると美味しい尽くしの料理なんです。

ポーランドに旅行にいらした際には、ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?

<今回ご紹介したお店>
Pierogarnia Stary Młyn
ul. Łazienna 28/1, 87-100 Toruń
tel. +48566210309

トルン以外のPierogarnia Stary Młyn所在地はこちら!
Rynek 26, 50-101 Wrocław
tel. +48713441415
ul. Poznańska 4/2, 85-129 Bydgoszcz
tel. +48523471164