ミルクレープの元祖の味を再現、ロールケーキ状のクレープ
洋生菓子メーカーのプレシアは8月24日、新商品発表会を横浜市港北区の本社で開催した。手作りデザート業界初のクレープをロールケーキ状にした「クレープバウム」(160円)を9月から月間100万個を販売予定。好調なロールケーキ「極ふわ」では販促キャンペーンを9~10月に実施し、下期需要の活性化を図る。
同社は1994年10月に設立し、2016年10月からエア・ウォーターグループとなり、現在は同グループ傘下の春雪さぶーる100%子会社として、洋生菓子や和菓子の製造・販売を行っている。
売上高は16年9月期が前年比4%増の159億5000万円、17年9月期はほぼ前年並みで着地する見込みで、手作り風デザートの中では13%前後のシェアとなる。NBでは“わたしのしふく”ブランドを展開。昨年4月からベルジャポンとコラボした「キリ」ブランドの洋生菓子も手掛けている。
新商品は8月から「焦がしプリン」を発売。ぜいたくな大人のプリンとして、しっかりした卵感とほろ苦カラメルにこだわった。アルミ容器を採用し店頭での存在感を示すと同時に高温で香ばしい焦げ目が付けられ、他社との差別化を図った。
「クレープバウム」は、北海道産純生クリームを使用。クリームと生地の比率を2対1にした。ミルクレープの元祖の味を再現。ロールケーキ状のミルクレープは業界初で、新しい機械を導入した注力商品。12月には、もう一品追加する予定。
手作り風デザートのロールケーキでは、パイオニアとして市場活性化にも着手。「極ふわフォトコンテスト」を9月1日~10月31日まで開催し、オリジナルQUOカードや同社商品をプレゼントする。
◇日本食糧新聞の2017年8月30日号の記事を転載しました。
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