菊正宗酒造は、「菊正宗 しぼりたてギンカップ180ml」(写真(右))、「同 上撰 純米樽酒」(同(中))、「生〓(きもと)ひやおろし720ml」(同(左))、「生〓(きもと)大吟醸ひやおろし720ml」「生〓(きもと)純米大吟醸300ml」を9月上旬に発売する。

「菊正宗 しぼりたてギンカップ180ml」は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017」で紙パック商品としては初の最高金賞を受賞。新酵母(キクマサHA14酵母)によって低精白でありながら、大吟醸のようなフルーティーな香りを実現。火入れ処理を1回のみにとどめることで、フレッシュな風味を残しているのが特徴。既存の1.8L、900ml、500mlに加え、新たに180mlカップ詰を9月4日より新発売する。参考小売価格198円(税別)。

「同 上撰 純米樽酒」は「キクマサLA酵母」で樽酒専用の純米酒を醸造し、吉野杉の樽に一定期間貯蔵することでやさしい口当たりながら辛口でコクのある味わいを実現。爽やかな香りと引き締まった後味は、さまざまな料理を引き立てる。同価格は内容量1.8L・2110円(同)、720ml・923円(同)、300ml・407円(同)。9月4日から新発売する。

「生〓(きもと)ひやおろし720ml」「生〓(きもと)大吟醸ひやおろし720ml」は、季節限定で9月8日から発売する。火入れせずに生詰めで消費者に届けるものを「ひやおろし」と呼ぶ。厳冬期に醸された清酒を、時間をかけて熟成。

辛口の「灘酒」は出来上がった直後は若々しく荒々しい酒質だが、ひと夏(約半年間)熟成させると香味が整い味わいも丸くなる。生〓(きもと)特有の押し味のある「生〓(きもと)ひやおろし」は、この時期にしか味わえない季節限定商品だ。「生〓(きもと)ひやおろし720ml」は同価格980円(同)、「生〓(きもと)大吟醸ひやおろし720ml」は同価格1100円(同)。

「生〓(きもと)純米大吟醸300ml」は、顧客の「家庭の料理とともに気軽に楽しめて、もっとリーズナブルな純米大吟醸酒がほしい」との要望を受けて先行発売中の720mlに加え、9月4日から300ml瓶詰を追加する。同価格600円(同)。

(〓=「酉」の右側に「元」)

◇日本食糧新聞の2017年8月23日号の記事を転載しました。