腸内細菌を研究するAuB(オーブ)は9月4日、栄養補給と腸活をサポートする、こども向けのフリーズドライの味噌汁「おなかのためのスープ」=写真=を自社オンラインショップおよび通販のAmazonで新発売した。同社としては初の加工食品。

味噌汁には、主に2~6歳のこどもにとって不足しがちな栄養素15種(カルシウムなどミネラル8種、ビタミン7種)を配合。また、こどもの腸内に重要な菌22種(乳酸菌17種、ビフィズス菌5種)を入れており、1杯で約30億個の菌を取ることができる。さらに、菌のエサとなる食物繊維2種(約6g)とオリゴ糖を入れることで、摂取した菌を育成。こどもの栄養バランスと腸を育てる腸育の双方に配慮している。

「海藻」「キノコ」「根菜」の3種類を用意。具材は合計11種で、すべて国産。化学調味料と合成保存料は不使用。「海藻」にはワカメ、昆布、アオサを合わせ、「キノコ」にはナメコ、マイタケ、エノキ、椎茸を配合した。「根菜」は豚肉、ゴボウ、ニンジン、油揚げを使い、豚汁風に仕上げた。

製造は独自の真空凍結乾燥技術でフリーズドライ食品を手掛けるコスモス食品(兵庫県)に委託している。価格は定期購入が税込み5250円(3タイプ×5袋、15袋セット)、単品購入が同5980円(同)。

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◇日本食糧新聞の2023年10月2日号の記事を転載しました。