新潟県五泉市のおかゆ専門メーカー・ヒカリ食品は、レトルトがゆの新商品「健美がゆ」(250g入・希望小売価格330円)を9月から発売している。野菜をふんだんに入れた味付け玄米がゆで、食物繊維を多く摂取できるのが特徴。メーンターゲットの女性層だけでなく災害食としての魅力も訴求する。

また、6月には「佐渡産コシヒカリがゆ」「白だし香る湯葉がゆ」(いずれも250g入・希望小売価格250円)を発売。電子レンジ加熱ができ、コンビニなどでのランチ需要を狙い営業を展開している。

「健美がゆ」は新潟県産特別栽培コシヒカリを全量発芽させ、その日のうちに商品化したレトルトの味付け玄米がゆ。ニンジン、オクラ、ゴボウをふんだんに入れ、1食で1日に必要な食物繊維の半分を摂取できる機能性が特徴で、美容や健康に関心が高い女性層を狙う。また、機能性の高さから災害時の非常食としても訴求していく。

「佐渡産コシヒカリがゆ」「白だし香る湯葉がゆ」は、いずれも新潟県産米にこだわったレトルトがゆで、電子レンジに対応し、袋のまま加熱できるのが強み。手軽さからコンビニでのランチや朝食需要を狙う。カロリーが低い割に満足感があり、250円の手軽な価格を武器にコンビニの米飯需要の一翼を担いたい考えだ。

◇日本食糧新聞の2023929日号の記事を転載しました。