かきチキを巻いた「ぽっぽ巻き」!新潟のソウルフードがモデル
阿部幸製菓の本社工場直売店「食泉フレッシュネス」の新商品「ぽっぽ巻き」(税込み450円)=写真=が、7月の発売以来人気を博している。新潟市をはじめ、新潟県北部で人気のB級グルメ・ぽっぽ焼きをモデルにしたワンハンドメニューで、ぽっぽ焼き風の米粉入り生地で同社オリジナルの唐揚げ「かきチキ」を巻いたもの。
「ぽっぽ巻き」は、米粉を加えたぽっぽ焼き風の黒糖入り生地で、柿の種を衣にまとわせたオリジナル唐揚げ「かきチキ」とレタスをクレープ状に巻いたメニュー。ニンニクの効いたピリリと辛い「かきチキ」の風味と、ほんのり甘い黒糖入り生地の組み合わせが魅力。
モデルのぽっぽ焼きは薄力粉に黒糖や重曹を加えて焼き上げる細長いパン状の菓子で、県北部から中部にかけて主に縁日の露店などで売られている。蒸しパンのような食感と素朴な甘さ、手軽な価格が人気で、近年は新潟県を代表するB級グルメとしてメディアにも取り上げられている。同社のある小千谷市など長岡市以南ではなじみがない食べ物でもある。
米粉を使った新メニュー開発中に新潟市出身の開発担当者が、愛してやまない地元のソウルフード・ぽっぽ焼き風に仕上げたのが誕生のきっかけ。小千谷市ではなじみのないぽっぽ焼き風だが、素朴で誰からも愛される風味は社内でも好評だった。
米飯メニュー中心の同店では珍しい手軽に食べられるワンハンドメニューということもあり、発売以来人気を博している。地域貢献のために敷地内に設けたドッグランが近くにあり、利用者が立ち寄って注文することも多いそうだ。
同商品はオープンの午前10時から午後2時までの限定販売。しかし、それ以外の時間でも、「かきチキ」の代わりにホイップクリームや柿の種をぽっぽ焼き風生地で包んだデザート系の「ぽっぽ巻き」(税込み400円)を販売しており、おやつとして楽しめる。
◇日本食糧新聞の2023年8月30日号の記事を転載しました。
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