枝豆の旬は9月まで、産地をリレーしてさまざまな品種が登場するので、ぜひ食べ比べを。新潟産茶豆は、実入り7~8割の頃の香りが一番高い。ふくよかな山形のだだちゃ豆は甘みを楽しみたい。ゆでる時は、ハサミでさやの端をカットすると塩味がしみこみやすいです。

枝豆は江戸発ファストフード、いまや世界中で大人気

江戸時代は夏になると、文字通り枝につけたままゆであげ、売り歩く枝豆売りがいたそう。そんな江戸のファストフード、いまや世界中でヘルシーフードとして大人気。それもそのはず、大豆が熟する前の未熟果なので、豆と野菜、両方の良さが。たんぱく質、ビタミンB1・B2、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、食物繊維、レシチン、大豆にはないビタミンA・Cも。また、枝豆のたんぱく質にはアミノ酸のメチオニンが。

枝豆の画像

枝豆クイズ

<Q1>枝豆が成長すると何になる?
A:そら豆
B:大豆
C:小豆

<Q2>枝豆の品種はいくつある?
A:200種
B:300種
C:400種

<Q3>もっとも流通量が多い枝豆は何系?
A:白毛系
B:茶豆系
C:黒豆系

※答えは文末にあります

豆腐と水菜の深ごまサラダ

豆腐と水菜の深ごまサラダ

【材料】(2人分)
トマト 1/2個
水菜 2株
みょうが 2個
枝豆 10さや
大葉 10枚
木綿豆腐 1/2丁
塩 少々
「キユーピー 深煎りごまドレッシング」 適量

【作り方】

  1. トマトはくし形切りにし、さらに半分に切る。水菜は長さ4cmに切る。みょうがと大葉はせん切りにする。枝豆は塩を加えた熱湯でゆでて水に取って水気をきり、さやから取り出す。木綿豆腐は水きりをし、大きめにくずす。
  2. 器に(1)を盛りつけ、ドレッシングをかける。
    レシピ:キユーピー

枝豆クイズの答え

<Q1> 答え:B
枝豆は大豆が未熟なうちに収穫したもの。大豆は東アジアが原産で、日本へは穀物として伝来した後、大豆用品種と枝豆用品種に分かれ、枝豆は青果として広がっていきました。「枝豆」という名前は、大豆の種子を枝ごと取ってゆでたことに由来しています。

<Q2> 答え:C
現在の枝豆用品種は、うぶ毛、豆の色、収穫時期の違いなどで400種あるといわれています。地方独特の在来品種が多いのも特徴で、近年ではブランド化が進み、都市部でも人気の高まりがみられます。

<Q3> 答え:A
白いうぶ毛に包まれる白毛系は、もっとも流通量が多い主流の枝豆。鮮やかな緑色の豆で、青豆とも呼ばれます。茶豆系の代表は「だだちゃ豆」で、うぶ毛は茶色く豆は緑色。黒豆系の代表は「丹波黒枝豆」で、うぶ毛は茶色く豆にはうっすら黒みがかっています。

◇百菜元気新聞の2023年7月1日号の記事を転載しました。