寒い季節を健康に過ごすには、胃腸を元気にするにんじん、身体を温めるにら、しょうが、にんにくなどの食材を使った食事がおすすめです。にんじんはβ-カロテンが豊富で、粘膜や皮膚を守る働きがあります。油を使って調理すると、β-カロテンの吸収が良くなります。薬膳学では、にんじんは血を補い、消化を促す作用があります。冬は、にらやしょうが、鶏肉と合わせて、腎や身体を温めましょう。

【材料】(2人分)
にんじん 中1本
切り餅 2個
鶏ひき肉 100g
にら 1/3束
しょうが(みじん切り) 大さじ1
ごま油 大さじ1

A 牛乳 1カップ
A 鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1

ピザ用チーズ 30g

にんじん

【作り方】

  1. にんじんはスライサーでせん切りにする。餅は8等分、にらは2cmに切る。
  2. フライパンにごま油を熱し、しょうがとひき肉を炒め、にんじんを加えてしんなりするまで炒める。
  3. (2)に、にら・餅・Aを加えて、混ぜながら餅がやわらかくなるまで煮る。
  4. 耐熱容器に移し、ピザ用チーズをのせ、オーブントースターでこんがりするまで焼く。

※エネルギー420kcal たんぱく質18.5g 塩分1.0g(1人分)

(管理栄養士・国際薬膳師 河村彩子)

◇百菜元気新聞の2023年1月1日号の記事を転載しました。