中国の各地方には、日本にはまだあまりなじみのない蒸し料理が多数ある。“ガチ中華”を中心としたこれまでにない店舗を続々と打ち出し、話題を呼んでいる飲食店グループ・味坊集団が手掛けた「蒸籠味坊」は蒸し料理に特化した新タイプの中華料理店だ。

中国の蒸し料理の優秀な点として、味坊集団は「温度が100℃を超えないので素材の味を生かせる」「蒸す調理法は型崩れせず、軟らかい食材も調理できる」「栄養の損失が少ない」「うま味が溶け出しにくい」「食材が軟らかく仕上がる」「油を使わずヘルシー」といった6つの特徴を上げている。

鼓油皇蒸魚(魚の広東風蒸し物)の写真
「鼓油皇蒸魚(魚の広東風蒸し物)」 重さにより価格が異なる

素材の味を生かした調味ができ、軟らかくあっさりとしたヘルシーな蒸し料理は、現代のグルメニーズにも合致。中華料理というと強火で炒める料理が主流だが、あっさりヘルシーな「中国式蒸し料理」は、ガチ中華の一つの大きなジャンルとしてメジャーになっていく可能性を秘めている。同店の今後の展開に、要注目だ。

豚バラと干し野菜の蒸し物 写真
「梅菜扣肉(豚バラと干し野菜の蒸し物)」 1200円(税込み)

●店舗情報
「蒸籠味坊(じょうりゅうあじぼう)」
店舗所在地=東京都渋谷区西原3-8-5アコルデ代々木上原2階/営業時間=7時~23時/席数=62席

◇外食レストラン新聞の2022年9月5日号の記事を転載しました。