「チャイナ飯店」は地元で30年以上愛される“町中華”の老舗店。同店のメニューの中でメキメキ人気を集めているのが「玉子チャーハン」だ。きっかけはチャーハンの人気インフルエンサーが、出演したテレビ番組で推薦したこと。彼の目に留まったのが町中華の特徴のうまい、安い、ボリューム感に加えて、この見た目。

卵チャーハンといえば、ライスと卵を一緒に炒めたものが一般的だが、同店の「玉子チャーハン」は半熟の目玉焼きがのっている。

3Lの卵3個使用。双子の卵が混じると黄身が4つに

「以前はチャーハンに半分にカットした味玉をのせていましたが、もっとインパクトのあるメニューにしようと考えたら、こうなりました」と語るのは鐘本漢威オーナーシェフ。

最初は卵焼きをのせることも考えたが、それだと天津飯に似ている。これまでの流れで、味玉、卵焼きとくれば、残るは目玉焼き。が、普通の目玉焼きでは「面白くない」と3Lサイズの卵を3個も使って作る両面焼きの目玉焼きをのせることに。たちまち人気メニューの地位を獲得した。

●店舗情報
「チャイナ飯店」
所在地=横浜市南区井土ヶ谷中町157

◇外食レストラン新聞の2021年12月号の記事を転載しました。