おいしさそのまま糖質オフ！リニューアルを進める外食チェーン3選

コロナ禍で健康ニーズが高まる中、低糖質（糖質オフ）食品やメニューへの関心が高まっている。外食チェーン店も「コロナ禍でも、おいしいものを食べて楽しく過ごしてほしい」との願いを込め新メニュー開発を増やしている。3つのチェーン店の糖質オフメニューを紹介する。

【串カツ田中】全商品の衣を糖質40％オフ

串カツ田中ホールディングスでは昨年春から、串カツ全商品を従来のものより糖質40％オフの衣にリニューアルし、串カツ田中全店舗で展開している。

おいしさはそのままに、衣の糖質を従来より40％オフにした。また、食物繊維が5倍、タンパク質が1.4倍アップしている。同社の理念である「串カツ田中の串カツで一人でも多くの笑顔」の実現に向けて、今まで揚げ物をちゅうちょしていた人や、すでに食べている人には一本でも多くおいしく食べてもらおうと、同社初となる衣の糖質リニューアルを実施。約4年間の歳月を経て、ついに完成した。

【つるとんたん】糖質60％オフのロカボうどん

カトープレジャーグループが展開しているうどんブランド「つるとんたん」では、関東エリアの店舗を中心に「ロカボうどん」を提供している。つるつる食感、麺のこし、小麦の香りはそのままに、糖質60％オフを実現している。

ロカボうどんは、「おいしいものを食べて、お酒を飲んで、その締めにうどんを食べたいけど健康が気になる」という人に向けて開発したもの。ビタミンやミネラルなど栄養を豊富に含む小麦胚芽や、小麦のふすま、油脂などを使うことにより、従来のうどんの小麦の香りや風味を損なわない現在の製法に行き着いた。

その結果、1食当たり従来のうどんから糖質を35.8g（60％）減らすことに成功。ロカボうどんを使った「明太子のおうどん」は大人気メニューで、店舗に限らずネット販売（5食入りと10食入り）も好評だ。

【ジョリーパスタ】パスタメニューを糖質50％オフ麺に

ゼンショーホールディングスが展開しているパスタ専門店「ジョリーパスタ」では、昨年9月からメニューを改定し、糖質50％オフ麺を使用した低糖質パスタをラインアップした。今回の改定では、数あるメニューの中でも一番人気の「モッツァトマト」と「カルボナーラ」の麺を糖質50％オフ麺に置き換えた。

糖質50％オフ麺は、生パスタ風のもちもち食感に加えて全粒粉を配合した、小麦の風味もしっかり感じられる。「モッツァトマト」を「Lightモッツァトマト」（930円・税抜き）に、「カルボナーラ」を「Lightカルボナーラ」（同）にそれぞれ置き換えた。

◇外食レストラン新聞の2021年12月号の記事を転載しました。