大市珍味は昨年夏に発売した子ども向け冷凍弁当「Studish」シリーズに新たに8種類を加えた。高タンパクで野菜が摂取でき、糖質を抑えた弁当として第1弾の5品と合わせて中小学生の塾前や夕方の喫食を提案する。

育ち盛りのわが子に、塾通いの合間でもバランスのいい食事を取らせたいという親心から誕生した冷凍弁当は同社ママさん管理栄養士らのチームが開発。子ども向け弁当だが“お子様ランチ”ではなく“子供が育つ栄養を第一に考えた献立”を、特殊な冷凍技術を使って出来たての味が再現できる冷凍弁当に仕上げた。

昨年夏の発売後は栄養面に加え、暑い季節に朝作った弁当を夜に食べさせる心配からも解放されると、これまで着目されなかった冷食弁当の長所が前面に出たと話題になった。

今回は「チーズクリームパスタ」「サバのゴマ揚げ」「チキンガーリック」「鶏のスタミナ焼」「鶏の根菜デミソース」「チキン&ポークチャップ」の6品を2月に、「いわしボールのトマト煮」「タンドリーチキン」の2品を3月に追加発売した。

全13種類は食欲やコンディションに合わせて選びやすいようにそれぞれ、夜食や間食にお薦めな低カロリーで量少なめの「S(税込み486円)」、野菜もしっかり摂取できる昼食にピッタリな「M(同540円)」、がっつり食べたい時や育ち盛りにぴったりな「L(同648円)」の3サイズに分類。

リピーターも少しずつ増えて「野菜のシャキシャキ感にびっくりして、冷凍弁当のイメージが変わった」と孫のために事務所へ直接購入にくる年配者もいるという。

◇日本食糧新聞の2021年3月29日号の記事を転載しました。