昭和産業は、水で戻すだけでひき肉の代わりに使える大豆ミート「まめたん」=写真=を1日から全国で発売している。大豆ミートは、健康志向の高まりやプロテインブームなどで、近年は需要が拡大している。また、CO2排出量削減など環境にやさしい新時代のヘルシーミートとしても注目されている。

ただし、家庭では「調理方法が分からない」「味が想像できない」などの意見がある。そこで同社は“大豆たんぱくをもっと手軽に、もっと食卓へ”をコンセプトに「まめたん」を開発した。

「まめたん」は、ミンチタイプの大豆ミート。水で3分戻すだけでひき肉のような形状となり、ひき肉の代わりとして簡単に使える。また、保存に便利なチャック付きで、使いたいときに使いたい分だけ使うことができる。タンパク質や食物繊維を含んでおり、コレステロールもゼロとした。

おいしく食物繊維を取りたい人や、コレステロールが気になる人、肉は胃にもたれやすいなどでタンパク質が不足しがちなシニア層などにも活用してもらえる商品として提供していく。

「まめたん」

また、同社公式サイトでは、定番の肉料理や、菓子など同商品を活用した多彩なレシピを紹介している。

まずは、料理家の神田えり子氏考案のレシピ2品を実現動画で公開している。今後もレシピ提案を中心にエコでヘルシーな“大豆たんぱく”を、毎日の食生活に取り入れることを提案していく。

商品設計は、同品100g当たり、タンパク質47.5g、食物繊維14.6g含有。植物性だから動物性脂肪ゼロで、コレステロールもゼロとした。水で戻すだけでひき肉の代替となるため、手間も時間もかからず、ひき肉と同じようにさまざまな料理が作れる。

保存に便利なチャック付きスタンディングパウチのため、使いたい時に使いたい分だけ使えるため、単身世帯でも使い勝手が良い。スタンディングパウチで計量も簡単にできる。ハンバーグやミートボールなどひき肉料理だけでなく、フライの衣や菓子づくりにも活用できる。

◇日本食糧新聞の2020年10月5日号の記事を転載しました。