こんにちは。仙台在住の料理家sato aiです。パパッと時短で作りたい夜ごはんメニューに揚げ物は、ワーママにとって作ってあげたいけど、敬遠しがちなメニューのひとつですよね。特に揚げ時間もかかって、揚げあがりの見極めも難しい豚カツはなおのことではないでしょうか。
今回ご紹介する薄肉豚カツは、揚げ時間なんと1分!あっという間に完成する時短ワザをご紹介します。たまには揚げたてサクサクの揚げ物が食べたい!というご家族のための夜ごはんに是非ご活用ください。

通常30分以上かかる豚カツを15分で作る!

下味を卵液の中に全て入れて作るので、味付けの手間もいりません。薄くてサクサクの仕上がりで、分厚いお肉が苦手な方にもオススメです。

【材料】(4人分)
豚薄切り肉 350g
A 塩胡椒 少々
A チリパウダー 少々
A すりおろしにんにく 小さじ1/2
A 卵 1個
A 薄力粉 大さじ2
A 牛乳 大さじ1
パン粉 1カップほど
揚げ油 適宜
ソース お好み

【作り方】
1.ボウルにAの食材を全て入れて粉のダマがなくなるまで、よく混ぜ合わせる。

2.食べやすい大きさに切った豚肉を(1)の卵液の中に入れて、余分な液を垂れないようにきったらパン粉を両面につける。

3.フライパンに1〜2cmほど揚げ油を入れて温める。衣をつけた豚肉を入れて両面キツネ色になるまで揚げ焼きにする。

※揚げ時間の目安は1分ほどです。火力が低すぎるとべたっとした仕上がりになってしまうので中火で加熱しましょう。

4.揚げ網に取り出して、余分な油を落としたら器に盛り付ける。お好みでソースをかけて完成。

薄切り肉を使った時短ワザ

通常、豚カツを作るのに使うお肉は厚さ2〜3cmほどの豚ロース肉です。火加減や衣の付け具合、揚げ方のポイントを押さえて作ることでジューシーな美味しい豚カツに仕上がりますが、家庭の揚鍋でそれを再現することは少し難しいです。

何よりたくさんの油が必要になるので、平日の夜ごはんに作るのは勇気がいるメニューですよね。

今回作った薄切り肉で作るカツは、揚げ時間も短時間で済むので、とても簡単に試すことができる時短ワザです。

味付け卵液を使った時短ワザ

薄力粉、卵、パン粉を順番につけて揚げるのが、スタンダードな揚げ物の衣ですが、今回の衣は、ワーママにオススメの時短ワザが詰まっています。

卵液の中には、薄力粉やにんにく、味付けまで全て入っているので、別で下味をつける必要もありません。

通称バッター液と呼ばれるこのパン粉をつける前段階の卵液は、コロッケなどパン粉をつけて作る揚げ物料理にはどんなものにも応用できますので、是非チャレンジしてみてください。

今回入れたチリパウダーは、エスニック風の香りが漂う仕上がりになります。その他にも醤油をプラスしたり、カレー粉や、ハーブ、粉チーズなどを混ぜても美味しく仕上がるのでオススメです。