こんにちは。仙台市在住の料理家sato aiです。夏から初秋にかけて収穫される甘みとホクホク食感が美味しいかぼちゃ。丸のままで長期保存することは可能ですが、カットしてしまうと痛みが早くなってしまうのが難点ですね。かぼちゃを正しく保存することで、保存性が上がり、夜ごはんに活用する機会が増えますよ。
ワーママにオススメの、かぼちゃと米粉を使って15分完成するかぼちゃグラタンの時短レシピもご紹介いたします。

かぼちゃと米粉の時短グラタン

ホワイトソースを作ったり、薄力粉を使わずに手軽に作ることができるグラタンレシピです。冷蔵庫にある余り野菜をたくさん入れて作りましょう。

【材料】(4人分)
かぼちゃ 1/4個
鶏胸肉 50g
しめじ 0.5袋
玉ねぎ 0.5個
赤パプリカ 0.5個
コーン缶 大さじ2
ほうれん草 2株
A 塩胡椒 少々
バター 10g
豆乳(牛乳) 500ml
米粉 大さじ4〜6
塩 適宜
ピザ用チーズ 大さじ2
パン粉 大さじ2

【作り方】
1. 鶏胸肉は食べやすい大きさにそぎ切りにして、Aの塩胡椒で下味をつける。

2.しめじは石づきを切り落として手でほぐす。玉ねぎは皮をむいて角切りにする。赤パプリカは食べやすい大きさに切る。かぼちゃはサイズを他の野菜と合わせて切り、レンジ(600W)で2分加熱する。

3. ほうれん草は4cm幅に切ったら、水に15分さらしてアク抜きをする。

4.フライパンにバターを入れて(1)の鶏肉を炒める。全体が白っぽくなってきたら、(2)の野菜、コーン缶を入れて全体を混ぜる。

5.豆乳を入れて全体を混ぜたら、米粉を入れとろみをつける。

※米粉は商品によって細かさが違うので若干分量に差が出ます。加熱しながらとろみ加減を調整してください。

6.ほうれん草を入れて、塩で味を整えたらグラタン皿に入れてピザ用チーズ、パン粉をふりかける。

230℃に温めたオーブンで表面に焦げ目がつくまで焼いて完成。

※米粉のとろみが消えやすくなるので、ほうれん草がしんなりするまで煮てください。

米粉を使った時短のコツ

今回は、グラタンを作るときの必須アイテムのホワイトソースを作らずに仕上げました。薄力粉を直接振りかけて作る方法もありますが、ダマになりやすかったり粉っぽさが残ってしまったりしがちです。

米粉はダマになることもないので、水分を入れた後に入れても均等にとろみがついてくれるのが特徴です。簡単に硬さを調整できるのも米粉ならではの利点です。

カレーや、ハッシュドビーフなどにとろみ付けだけをしたい場合にも、同じように使うことができるので、是非ご活用ください。

かぼちゃの保存のポイントは

かぼちゃはカットしていない丸のままの状態のものは、風通しの良い涼しい場所に置くことで、長期保存することが可能です。

<冷蔵保存>
カットされたものを購入したり、自宅でカットしたものは冷蔵保存をし、保存期間3〜4日ほどで使用するようにしましょう。保存の際に気をつけたいのは、水分です。種とワタには水分が多く含まれているのでスプーンでくり抜いてから水分を拭き取り、保存袋などに入れて冷蔵庫に入れましょう。

<冷凍保存>
かぼちゃは冷凍保存もできます。加熱済みのものを冷凍しても大丈夫です。解凍後に使用しやすいように適度な大きさに切って、保存袋に入れて冷凍します。保存袋の中の空気はなるべく抜いた方が冷凍焼けをしにくくなります。ラップでしっかり包んでから冷凍しても保存性が上がるのでオススメです。

<解凍方法>
生で冷凍したかぼちゃは、食感が変わってしまうので凍ったまま加熱調理することがオススメです。加熱したものを冷凍した場合は、変性が起きにくいので解凍後に使用しても美味しく調理することができます。