ハウス食品は「こくまろバターチキンカレー」〈甘口〉=写真=を9月7日から全国で発売した。外食で人気のバターチキンカレーは近年、認知度、食用意向ともに向上し、特に女性の認知が高い傾向にある。一方で家庭で作るには調理になじみがないことや使用材料が多くなるといった課題を抱えていた。

そこで同社は「こくまろカレー」をベースに“トマトの旨み”と“バターのまろやかさ”を新たに加えたバターチキン専用ルウを開発。これ一つで簡単に味が決まるルウタイプの製品を発売することで、バターチキンカレーの家庭での浸透を図っていく。

「こくまろバターチキンカレー」のコンセプトは「家族みんなが満足できるバターチキンカレー」だ。バターのまろやかさとトマトのうまみ・酸味が楽しめることに加えて、同社の風味形成技術で、バターチキンカレーの特徴であるナッツを使用せずに、コクを再現している。また、甘口で子どもから大人まで家族みんなで楽しめる味わいに仕上げている。

主な材料は鶏肉、玉ネギ、牛乳と同品のみ。トマトやトマト缶を使用せずに調理できる。調理工程は炒める、煮込むの工程をフライパン一つでできる設計にしており、煮込み時間は10分。時短調理でメーンメニューが完成する。

◇日本食糧新聞の2020年8月28日号の記事を転載しました。