雪印ビーンスタークは4月下旬から、育児用液体ミルクを新発売する。1月29日に消費者庁から特別用途食品の表示許可を得た。雪印メグミルクと共同で実施中の「第3回全国母乳調査」から最新の研究成果を生かし、母乳の重要成分「オステオポンチン」などを配合。丈夫なスチール缶を採用し、災害時や外出時にも安全・安心な授乳環境を提供する。

新たに発売する「ビーンスターク 液体ミルクすこやかM1」(税別215円)は、同社の育児用粉ミルク「ビーンスターク すこやかM1」と同等に、「オステオポンチン」「DHA」「シアル酸」「母乳オリゴ糖(ガラクトシルラクトース)」「カルシウム」など、乳児の発育に重要な成分を配合。

70度C以上のお湯で溶かすことや温めるといった調乳作業が不要で、哺乳瓶に入れてそのまま授乳することができる。

「ビーンスターク 液体ミルクすこやかM1」

内容量は、「ビーンスターク すこやかM1」で月齢3~12ヵ月の1回当たり標準量である200mlに設定。災害時にも安全・安心なスチール缶で、保存に便利な6缶パック(税別1290円)もラインアップする。賞味期限は現段階で180日間の承認・許可を行政から得ているが、今後1年間まで段階的に延長する取組みを行っていく。

発売する4月下旬から、同社ホームページとメンバーズクラブ「まめコミ」サイトで、商品に関する情報と使用方法を発信し、災害に備えた防災備蓄の啓発を行う。また、日本栄養士会が進める「赤ちゃん防災プロジェクト」に賛同し、災害に備えた防災備蓄や災害時の液体ミルクの使い方について啓発を行っていく。

◇日本食糧新聞の2020年1月31日号の記事を転載しました。