【幼児食】ひじきおにぎりは栄養たっぷりで管理栄養士もおすすめ
千葉県習志野市在住、管理栄養士の宮崎亜矢です。和食の副菜として作られる「ひじきの煮物」は、栄養があるうえに作り置きができるので、幼児食にとても適しています。ただ、お箸を使い始めたばかりの子どもにとっては少し食べにくく、避けられがちであることも事実です。であれば、ご飯と合わせて「ひじきおにぎり」にしてみましょう。
ひじきには、幼児期の骨の構築に欠かせないカルシウムがとても豊富に含まれています。さらに食物繊維も多く含まれているため、腸内環境を整えてくれる効果もあります。ここでは幼児食にオススメしたい「ひじきの煮物」の作り方から、「ひじきおにぎり」へのアレンジまで紹介していきます。
ひじきの煮物のレシピ
<材料>(4人分)
ひじき(乾燥) 4g
油揚げ 1枚
いんげん(冷凍) 5本
にんじん 1/2本
ゴマ油 小さじ1
だし汁 1カップ
☆砂糖 小さじ2
☆酒 大さじ1
☆醤油 大さじ1.5
<作り方>
1.ひじきを戻し、水気を切る。
2.油揚げは短冊切り、いんげんは小口切り、にんじんは細切りにする。
3.鍋にゴマ油を熱し、(1)(2)を炒める。
4.だし汁を加えて、煮る。
5.☆を加えて含め煮る。
近年では、子どもの和食離れが嘆かれています。その原因としては、核家族化が進み洋食中心の献立が増えていることが考えられます。ぜひ、幼児食の時期から日本古来より伝わる伝統の和食に親しませてあげてください。出汁の味のおいしさを知ってもらえたら幸いです。
ひじきの煮物を混ぜご飯やおにぎりにアレンジ
味がしっかりと染みている「ひじきの煮物」はとてもおいしく幼児食におすすめしたいのですが、ここで問題になってくるのが、子どもからするとひじきは食べにくいということです。
子どもは幼児期に箸の使い方を覚え始めます。なかには親やお友達を見ながら、見よう見まねで箸を持ちたがる子どもも出てきます。
しかし持ち始めたばかりの箸でひじきを食べるというのは、至難の業です。時間がかかってしまい、思うように食事を進めることができず、イライラしたり食べることが嫌になったりしてしまう子どもも出てきてしまうことでしょう。
であれば、まずはご飯と混ぜ合わせて「ひじきの混ぜご飯」にしてみましょう。ご飯と混ぜ合わせるだけで、何倍も食べやすくなると思います。
「ひじきの煮物」にはしっかりと味が染みているので、ごはんとの相性も抜群です。さらに、ひじきと合わせることでいつも以上に食が進む子どもも出てくるのではないでしょうか。
上記の「ひじきの混ぜご飯」でも十分おいしく召し上がれますが、「ひじきおにぎり」にさらにアレンジすることで、おにぎり好きの子どもに喜ばれる人気の一品になります。
<おいしく作るコツ!>
「ひじきおにぎり」にアレンジする場合には、煮物の煮汁を少し切ってからご飯と混ぜ合わせて握るようにすると、まとまりやすいでしょう。それでもまとまらない場合は、油揚げを除くことをおすすめします。
「ひじきおにぎり」にすることで、お弁当に入れて持たせやすくなるので、ぜひ試してみてください。味がしっかりとしているので、冷めてもおいしく召し上がれます。また、おにぎりの状態で冷凍保存も可能なのでとても便利ですよ。
幼児食には栄養たっぷりのひじきを使おう
ひじきは水で20分~30分程度戻すだけなので、とてもお手軽で使いやすい食材となっています。お急ぎの場合は、熱湯に浸すと10分程度で戻すことができます。
乾燥ひじきを購入することで、賞味期限をほとんど気にせずに使用することができるので、常備しておくとよいでしょう。湿気を避けて、冷暗所で保存するようにしましょう。ぜひ、ひじきを幼児食に取り入れてみてください。
幼児食におすすめの「乾燥ひじき」のレシピは、いかがでしたか? 使い勝手がよく、かつ長期保存もきくので、忙しいワーママにはぜひ活用してもらいたい食材です。
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