こんにちは。スパイスとハーブを中心に香りを楽しむ料理教室を開催している二宮サロンの諏訪麻衣子です。ご機嫌いかがでしょう? さて、今回は前回に続いて、ガラムマサラに入っているスパイスと効能についてお伝えいたします。そしてガラムマサラとカレー粉で、自家製ルーを作りましょう。

スパイスはどんな効能が期待できる?

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あると便利なガラムマサラで体ポカポカトマトスープ【レシピ付き】

ガラムマサラ。不思議な名前。その基本は、シナモン・クローブ・ナツメグです。その他にカルダモン・胡椒・クミン・ベイリーフなど。さて、このスパイスには、どんな効能があるのでしょうか? 代表的な3つのスパイスの効能を簡単にお伝えしたいと思います。

シナモン・クローブ・ナツメグ、効能は?

<シナモン>
直接毛細血管に働きかけるので血管を拡張させて血液の流れを良くしてくれます。そのため冷え性や冷え性が影響で起こる肌や体のトラブル改善に効果が期待できます。また、毛細血管の多い頭皮にも抜け毛の予防が期待されます。その他、アンチエイジング効果、血糖値を抑える効果、むくみの改善効果、リラックス効果も。

<クローブ>
抗酸化作用、鎮痛、抗菌効果、メンタルの安定、コレステロール値の低下にも効果が期待できます。余談ですが、歯痛のところに塗ると、鎮痛剤や麻酔がわりにもなるそうです。口臭予防にも効果的。ただ、とても強い効果のあるスパイスなので単体での大量使用はなさらぬように。

<ナツメグ>
胃腸の調子を整える消化促進作用、食欲増進効果、ビタミンB1の吸収を高める疲労回復効果、体を温める効果などが期待できます。こちらも使いすぎには、要注意です。

こんなに素晴らしい効能があるスパイスなので、ぜひ上手に毎日のお料理に使ってみてはいかがでしょう? 各スパイスが程よくブレンドされているガラムマサラなので、単体で使うよりも扱いやすいと思います。

自家製カレールーの作り方

お好みのガラムマサラとカレー粉で自家製ルーを作りましょう!! 慣れてきたらホールスパイスなどを増やしたり、アレンジしてみてくださいね。

【材料】4人分

  • 玉ねぎ 300g
  • ホールクミン 大さじ1
  • ニンニクみじん切り 10g
  • 生姜みじん切り 10g
  • ホールトマト 200g またはフレッシュトマトをお好みで
  • 小麦粉 大さじ1(とろみをつけたい時に)
  • ガラムマサラ 大さじ2
  • カレー粉 大さじ1
    (ガラムマサラ、カレー粉はメーカーによって配合が変わります。特にトウガラシの服用量には、注意してください)
  • 白ごま油 大さじ3
  • 塩、こしょう 適量

【作り方】
1.深鍋に白ごま油を引いてホールクミン、ニンニク、生姜を加えて弱火でオイルに香りを移します。

2.オイルに香りが移ったら玉ねぎを加え、塩を振り15分くらい玉ねぎに甘みが出るまで炒めます。火加減は、弱火〜中火。焦らず根気よく!!

3.鍋に小麦粉、カレー粉を加え、粉っぽさがなくなるまで炒めます。

4.ホールトマトを少しずつ混ぜながら加え、水分がしっかり飛んだらガラムマサラを加え、ルーの完成です。

自家製ルーを使ったアレンジ

自家製ルーがあれば、アイデア次第であっという間に料理が完成! こんなアレンジもいかがでしょうか。

写真左から「豚ひき肉とマッシュルームのキーマカレー」「フルーツトマトのピリ辛トマトスープ」「魚介のブイヤベース風」です。

最近元気がないなと思う方、ガラムマサラをいつもの食卓に取り入れて血行促進、免疫力アップをしてみてはいかがですか。

最後までお読みくださりありがとうございます。諏訪麻衣子の料理を気にかけてくださったら、ぜひ二宮サロンにもお立ち寄りください。