こんにちは。紅茶担当の星なお子です。気温も上がってきて、アイスティーの美味しい季節になりました。ホットティーはいつも美味しいですが、透き通ったクリアなアイスティーは、清涼感があってさっぱりとして喉を潤してくれる魅力があります。
そのアイスティー、いざ作ってみると「濁ってしまう。なぜ?」と言う声をよく耳にします。濁る現象は、「クリームダウン」と呼ばれ、紅茶に含まれるタンニンとカフェインが冷やされることで結合し、結晶となります。この「クリームダウン」を抑え、美味しいアイスティーを作るには、いくつかのポイントがありますので、ご紹介します。

美味しいアイスティー作りのポイント

1) 茶葉選び
タンニン含有量の少ない茶葉を選ぶ
<例>キャンディ・ディンブラ・ニルギリ・アイスティーブレンド・アールグレイ(ほとんどが、セイロン紅茶をベースにベルガモットという柑橘系のフレーバーで香り付けしたもの)

2) 茶葉の量
ホットティー時の2倍の量

3) 蒸らし時間
2分(ホットティーは通常3分)

4) ベストドロップ(最後の1滴)はなし
タンニンを押さえ、濁りを防ぐ

5) 砂糖を入れる(好み)
甘みを加えるとクリームダウンを遅らすことが出来る

アイスティー(オンザロック方式)の作り方

<材料>(2人分)
・茶葉 12g
・湯 360cc
・氷

<作り方>

  1. ポットに茶葉を入れ、熱湯を注ぐ
  2. 蒸らし時間、約2分(ティーバックを使用の場合は1分半)
  3. グラスに氷を敷き詰める
  4. 氷にめがけてホットティーを素早く注ぐ

※オンザロック方式とは⇒グラスに氷を敷き詰めてホットティーを注ぐ

二層のアイスミルクティーの作り方

<材料>(2人分)
・茶葉 12g
・湯 300cc
・牛乳 100cc
・ガムシロップ 20~30cc
・氷

<作り方>

  1. ポットに茶葉を入れ、熱湯を注ぐ
  2. 蒸らし時間、約2分(ティーバックを使用の場合は1分半)
  3. グラスに牛乳とガムシロップを入れ、氷を静かにのせる
  4. 氷にめがけてホットティーをゆっくり注ぐ
  5. 混ぜる

※牛乳にガムシロップを入れて比重を重くし、静かにアイスティーを注ぐことで2層に分かれます

※写真の紅茶の色がこげ茶ですが、下層の白い牛乳との色バランスと味のバランスを考えて、やや濃いめの紅茶になっています

上記のアイスミルクティーにアイスクリームをのせて、ティーフロートにしても美味しいです。

下の写真は、ロッテ・雪見だいふくをのせました。

もちもちさとクリーミーさが癖になります。こちらを作る時は、しっかりしたグラスをご使用ください。