石川県金沢市のお隣にある河北郡在住の北陸家庭料理研究家・大象みかです。意外かもしれませんが、金沢は果樹園があり、秋から冬にかけてりんごが採れます。また、能登半島の能登町・柳田地区ではブルーベリーの生産が盛んです。
1月25日はホットケーキの日ということで、りんごを入れたホットケーキとブルーベリージャムをつけたホットケーキを作り、石川の果物の味をホットケーキとともに味わってみます。

金沢のりんごと能登のブルーベリーの特徴は

金沢市の果樹園は郊外の方にあり、地元でも行ったことがない人が多いかもしれません。金沢市の大桑町には梨やりんごが採れる果樹園があり、10月下旬から12月上旬にかけて新鮮なりんごが採れます。

我が家はりんごを箱ごと買って、近所の人にお裾分けしたりします。このりんごは「ふじ」ですが、大振りで艶もあり、ずっしりと重みがあります。産地に近いためとても新鮮で、食べるとサクサクとしていて、爽やかな甘みがあります。

また、能登半島の鳳珠郡能登町・柳田地区(旧柳田村)はブルーベリーの産地としても知られています。ブルーベリーを使ったジャムやゼリー、ワインなども販売されています。うちの近所のスーパーでも、能登町のブルーベリージャムが並んでいるのが見られるようになりました。

さて、1月25日はホットケーキの日です! 1902年(明治35年)1月25日に北海道の旭川気象台で日本の観測史上最低気温(-41.0℃)を記録したことから森永製菓株式会社が制定しました。寒いこの時期にホットケーキを食べて、心も体も温めてほしいという願いがこめられています。

そこで、金沢のりんごを入れたホットケーキを作ろうと思い立ちました。甘酸っぱくて新鮮なりんごですが、ホットケーキに入れるとどう変化するのか楽しみです。また、温かいホットケーキに能登のブルーベリーをつけて食べてみたいと考えました。

りんごのホットケーキのレシピ

<材料・約4枚分>
・ホットケーキミックス 200g
・卵 1個
・牛乳か水 150㏄
・りんご 1/2個
・オリーブオイル 小さじ1/2
・はちみつ お好みで
・ブルーベリージャム 適量

<作り方>
1.りんごは、皮をむいてくし形に切ります。

2.ボウルに入れたホットケーキミックスに、割った卵、水を入れよく混ぜ合わせます。

3.熱したフライパンにオリーブオイルを薄くひき、お玉でホットケーキミックスを入れます。表面がプツプツしてきたら、上にりんごを乗せます。蓋をして中火で3分ほど焼きます。

4.ひっくり返して、更に5分ほど焼きます。フライパンに蓋をして、りんごに火が通るようにじっくりと焼くのがコツです。

5.りんごを乗せた面もきつね色になったら、出来上がりです。

しっとり甘い金沢りんごのホットケーキ!

お皿に盛ったら、お好みではちみつをかけてください。最初に、はちみつのないところを食べてみると、ホットケーキの甘さとりんごの酸味が味わえて、さっぱりとした感じで食べ進められます。フワフワとしたホットケーキとりんごのシャキシャキ感が絶妙です。

今度は、はちみつのかかった部分を食べると、不思議なことにアップルパイのような風味になりました! りんごは焼くことによって甘みが強くなるのですが、はちみつと合わさると、しっとりとして、フルーティーな味わいに変化しました。まさに心も体も温まるおやつですね。

ホットケーキと能登のブルーベリーも相性抜群!

能登のブルーベリージャムはコクがあり、飽きの来ない甘さがあります。ふんわりとした温かいホットケーキにつけると、上品な甘酸っぱさが加わって、どれだけ食べても飽きないスイーツに変化しました! 口の中でブルーベリーの粒を感じることができます。

能登町のブルーベリージャムは、果実本来の新鮮さが活きています。生のブルーベリーをなかなか手に入れることができなくても、ジャムでブルーベリーの味を堪能できますね。ホットケーキは手軽に焼くことができるので、休日の朝食や子供のおやつにも良さそうです。

ホットケーキの日にはホットケーキを作って食べよう!

ホットケーキにりんごを入れて焼くと、甘みが強くなり、ボリュームも出ます。金沢のりんごを見かけたらぜひ、ホットケーキを作ってみることをお勧めします。

能登のブルーベリージャムはオンラインショップでも購入できます。ホットケーキにブルーベリージャムをつけて、体を温めながら石川のフルーツを味わってみるのも良いですよ。

皆さんもぜひ、1月25日のホットケーキの日にはホットケーキを作ってみてくださいね!