福井県福井市在住のたべぷろ編集部員・福野美穂です。生まれも育ちも福井です。福井では水ようかんの季節は冬。こたつに入ってみかんを食べるのと同じくらい、冬に水ようかんを食べることは日常的なことです。今回は、福井の水ようかんの特徴や食べ方を紹介します。

福井の水ようかんの特徴

福井の水ようかんは、和菓子屋さんの店頭だけでなく、どこのスーパーでも売っています。

他県の方はびっくりされるかもしれませんが、寒い時期以外は水ようかんを作っていないメーカーのほうが多く、福井のスーパーマーケットで水ようかんを見かけるようになるのは11月に入ってからです。

水ようかんのパッケージはA4サイズくらい。高さ約2センチほどの厚紙の紙箱でが一般的ですが、最近はプラスチックの容器のものや、食べきりサイズのものもあります。

上にはフィルムがのっているのですが、このフィルムのイラストからも、福井の水ようかんは冬のおやつというのがわかります。水ようかんの形は短冊形で、パッケージの中に木べらが入っていることが多く、木べらですくって器に乗せたり、そのまま食べたりします。

福井の水ようかんは水分が多く、プルンプルンしています。すっきりとした甘味が特徴です。

水ようかんに合う飲み物は?

水ようかんに日本茶が合うのはもちろんですが、コーヒーもよく合います。エスプレッソでもラテでも合いますよ。

水ようかんに合うアレンジやトッピングには、どんなものがある?

水ようかんはそのままで本当においしいのですが、簡単なアレンジでいつもと違う味や雰囲気を楽しめます。

生クリームをトッピング。最近、コンビニなどでも生クリームとあんこの組み合わせのスイーツをよく見かけるようになりましたね。水ようかんの材料はあんこと寒天なので、生クリームとの相性はバッチリです。

こちらは水ようかんにきなこをまぶしたものです。和と和の味の組み合わせなのでおいしくないわけがありません。きなこの風味とよく合います。

水ようかんに干し芋を合わせてみました。水ようかん、干し芋ともに角切りにして、水ようかんの上に干し芋を乗せています。干し芋の代わりに栗の甘露煮や焼き栗などもいいと思います。

今回は、福井の水ようかんのアレンジをご紹介しました。

カフェでケーキの周りにソースや果物などを乗せて飾りつけをつるように、大きめのプレートに水ようかんを乗せて、周りにきなこや生クリーム、栗やお団子で飾ると、いつものおやつがおもてなしのデザートに変身しそうです。