道南産ブリをミートソース風の缶詰に!老舗洋食店と水産高が共同開発
国分北海道は、北海道函館水産高等学校のアイデアをもとに、函館の老舗洋食店「五島軒」と共同開発した缶詰「道南産ブリのフィッシュミートソース風」=写真=を9月から発売している。水産高校を支援する地元・札幌テレビ放送の番組内で開発し、製造から販売までを一貫してサポートしていく。主な販売先は道内の観光地売店、量販店、札幌テレビ放送の通販。売上げの一部は函館水産高校の運営に活用する。希望小売価格630円(税別)、賞味期間36ヵ月。
3月に発売した小樽水産高校の発案による「洋風ホッケボール」に続く商品化。温暖化の影響でブリの生息域が北上し、北海道での漁獲量が増加。こうした変化に着目し商品開発に取り組んだ。世代を問わず愛されるミートソース風の味付けでブリの新たな食べ方を提案し、魚離れが進む中で「道南産ブリに興味を持ってほしい」との思いを込め、認知度向上と食生活への普及を目指す。
角切り状とミンチ状にすることでブリの食感を楽しめるよう工夫。2種のブリにトマトなどの香味野菜を加えたソースを混ぜ合わせ、爽やかな後味のミートソース風に仕上げた。一品で満足感あるおかずになるだけでなく、パンや麺類、ご飯ともよく合う。
同品は8月から道南エリア内や札幌テレビ放送と札幌ドーム主催のイベント「大ほっかいどう祭」で先行発売をスタート。販売実習についてもバックアップしており、スーパーアークス千代台店と北海道四季彩館JR函館店で同校生徒が商品販売と取組み内容の発信を行っている。
札幌テレビ放送の「どさんこワイド179」は番組内で水産高校を支援する企画「水産高校ウイーク」を放送。将来を担う若い世代の育成や教育を助けている。
◇日本食糧新聞の2023年9月15日号の記事を転載しました。
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