フレッシュトマトまるごと1個をレンチン3分！手作りパスタソースが簡単に

ヒガシマル醤油が初のパスタソース商品として2月から発売している「生トマト1個で作るパスタソースの素」が話題だ。フレッシュトマトをまるごとレンチン3分で簡単に手作りパスタソースにする、新たな切り口の粉末調味料だ。各社の商品開発キーワードが簡便性や即食に集中する中、プラスワンの素材と手間で調理の楽しさも表現する。

「生トマト1個で作るパスタソースの素」を深めの容器に入れた中玉の生トマトに振りかけ、ラップをかけて電子レンジ600Wで3分加熱すると、無水調理でトマトのうまみがぎゅっと凝縮した、鮮度感あふれるパスタソースが完成する。

素材の持ち味を引き出す淡口醤油を看板商品に掲げる同社らしく、トマトそのものの風味、色目を生かす粉末調味料を開発した。バジルのさわやかな香りでトマトを引き立てる「バジルトマト味」、エビのコクとニンニクのうまみが効いた濃厚な「海老トマト味」の2種類。

「日常的に作るのは大変だが手作りソースはおいしい」「フレッシュ野菜も一緒に摂りたい」との意識に訴える。振る、混ぜる、温める“だけ調理”が主流のパスタソース市場に、粉末調味料で新境地を開いた。2袋入り、税抜き希望小売価格200円。

◇日本食糧新聞の2023年2月15日号の記事を転載しました。