かまぼこの製造・販売を営む村田豊商店(山口県下関市)は、甲殻類アレルギーのある人向けに、カニを一切使用しないカニ風味かまぼこ「かにを使わずに作った かに香るかに風味かまぼこ」=写真=を水産大学校の研究技術を活用して開発した。同社のオンラインストアと直売店のほか、食品スーパーや学校給食向けにも2月から販売している。容量80g、希望小売価格298円(税込み)。

一般的なカニかまと同様、主原料はスケソウダラすり身(国産使用)。ただ、カニ風味にはカニの身やエキスを使用せず、アミノ酸と糖の混合焙煎(ばいせん)による“香気発生技術”を用い、カニの香りを再現した。

さらに再現度を高めるため、通常のカニかまの製造工程で用いられる蒸し工程を使わず、同社独自の“直火焼き製法”(特許申請中)を採用している。

村田賢二郎社長は、「まずは学校給食などで使っていただき、子どもたちに安心して食事を楽しみながら、地域の伝統産業であるかまぼこ造りに関心を持っていただければ」と期待している。

◇日本食糧新聞の2022年3月4日号の記事を転載しました。