8月4日はビヤホールの日。日本で最初のビヤホールが誕生した日にちなんだ記念日です。ただいま夏まっ盛り、開放的なビヤホールで冷たいビール、最高ですよね! 夏ビールにはゆでたての枝豆、枝豆と言ったらやっぱり新潟産!
新潟生まれ、新潟育ちのたべぷろ編集部員・秋山ツクルが、無限ループ必至のおいしい枝豆のゆで方と食べ方を公開いたします。「大ざるに山盛り」が新潟スタイル。旬をそのままが一番うまい! おうちがビヤホールになる絶品の新潟枝豆、ぜひご賞味ください。

まずは豆選び、豆もぎ。新鮮な枝豆を探そう

ポイントとして、「新鮮である」ことが求められます。これはもう、豆のさやが枝から離れた瞬間からカウントスタートです。昔は農家のおばちゃんたちは、畑から枝豆を引っこ抜いて、根っこの根粒菌もそのまま売りに来てくれました。

新潟には「豆もぎ」と言うお手伝いがあります。子どもの頃、私も玄関先で豆のさやをもぎました。道具は必要ありません。子どもの手でもできましたよ!

残念ですが、現在は昔のようには行きません。スーパーでも、行商のおばちゃんたちも、袋詰めで売っています。買うならなるべく新鮮なものを。「朝どり」などお店のポップにも注目して選びましょう。

ちなみに昔は、もいだ後の枝は玄関先に出しておくと、いつの間にか農家のおばちゃんたちが持って帰ってくれました。ナイスなシステム!

枝からもぐときに、はさみでさやを少し切る方法も紹介されているようですが、新潟ではまずしません。さやの付け根のポコッとした部分から、ぶちっともぎ取りましょう。

洗う。しっかりめに、ざくざくと

ゆでる前の枝豆は、けっこう硬くて頑丈です。洗い桶や大きなボウルにドバっと入れて洗います。けっこうゴリゴリやっても大丈夫。手で枝豆をざるに移動させて水切りをします。

ゆでる。ゆですぎ注意!

大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かします。お塩?入れません! グラグラ沸いたところへ枝豆をドン!と入れ、少し混ぜます。どんどん色が鮮やかになりますよ~。

傷ついていないさやは、密閉状態です。加熱とともにシュワシュワ音が出始めます。この音が大きくなったらゆであがりのちょっと前。一呼吸して、味見。好みの硬さになったら、ざるにあけて湯切りをします。

そしてすぐ塩!まずは小さじ1杯(大ざる1杯に対して)をアツアツの状態にふりかけ、ざるを持って天地を返すように湯切りします。「枝豆を空気に触れさせるように、湯気を飛ばすように」がコツ。チャーハンを炒めるみたいに、お豆をどんどん移動させましょう。

塩が全体に回ったら、もう一回塩をお好みで。また天地を返し、湯気が落ち着けば完了です!

新潟の夏の食卓、センターは枝豆

夕食のテーブル、センターには枝豆の大ざるが。これは夏の新潟の家庭では当たり前の光景。居酒屋さんなど、お店でのお行儀のよい盛り方なんかじゃ全然足りないわけです。

各自、取り皿に鷲づかみに確保して食べ、なくなったらもう一つかみ。ビールを飲む大人が食べるのはもちろん、子どももごはんのおかずにもりもり食べちゃいます!

これは幼児用。薄皮をとって半割します。1歳半くらいで奥歯が生えたらデビューしてみましょう! 止まらなくなるよ~。

家庭で冷凍保存もできます

新潟では全国の皆さんより、ずっとたくさん枝豆を食べますが、一度に食べきれないほど頂いた時には冷凍保存をすることも。

豆をもいで、洗って、硬めにゆでたら十分に水切りをして、粗熱をとってから冷凍庫へ。食べる時は冷凍のままでも解凍してからでも、ササッとゆでてざるにあげ、塩です。こうすれば好きなシーズンにおいしいゆでたての枝豆を頂くことができます!

山盛りの枝豆を食卓センターへ! 枝豆は新潟スタイルで、おうちをビヤホールにしちゃいましょう!

ちなみに筆者はこっちじゃなくて、


こっちから頂きます!