カブが苦手なお子様にもおススメ、葉まで全部食べることができる「鶏肉とカブのみぞれ煮」のご紹介です。すりおろしたカブに鶏の旨味が染み込んだ出汁が絡めば、お子様もパクパク食べてくれますよ。フライパン1つでできるので、忙しいワーママにもぜひ作ってほしいレシピです。

鶏肉とカブのみぞれ煮

【材料】(2人分)
鶏もも肉 1枚(約200g)
かぶ 2個(葉付き)
片栗粉 大さじ1
水 1カップ(200cc)
めんつゆ 1/2カップ(2倍濃縮)

【作り方】
1.カブをよく洗い、根の部分は1/2くらいまですりおろし、残りは乱切りにする。葉は5mm幅に細かく切る。
※すりおろす際は、葉をつけたまま根本を持つとやりやすいです

2.鶏肉は一口大に切る。袋の中に片栗粉入れ揉み込む。

3. 鍋に水とめんつゆを入れて煮立たせ、(1)の乱切りにしたカブと(2)の鶏肉を入れ5分煮る。

4.さらに、(1)のカブの葉とすりおろしたものを加え、約1分煮る。

すりおろすと苦手な野菜もたくさん食べられる!葉も栄養満点

カブが苦手なお子さんは、すりおろして食べるのもおすすめです。大根に比べて辛味も少なく、みぞれ煮にすることで鶏肉の出汁がしっかり染み込み、いつものカブとは違った印象で美味しく食べることができるはずです。

また、カブは葉にも栄養がたくさんあると言われています。1本丸ごと使い切るレシピなので、食材の無駄もなく、お子さんが葉にも栄養があることを知り、野菜に興味を持つきっかけにもなりますよ。

フライパン1つで完成し、味付けは鶏肉の旨味と麺つゆでシンプルに短時間で仕上げます。先に片栗粉をまぶしているので難しい作業もなく、平日の忙しい夜にもおススメです。

カブを丸ごと食べる、と聞くと量が多そうなイメージですが、すりおろすことでペロッと食べることができますよ。

【働くママへのエール】「お手伝いしたい」は好き嫌い克服の大チャンス!ママと約束してから、チャレンジしてみよう

もし苦手な野菜があったら、克服への第一歩として一緒に調理することからスタートしてみませんか?

例えばカブは、お手伝いするなら葉付きがおススメです。危ないと思われがちなすりおろす作業も、葉の部分をしっかり握ることでおろし金から距離をとることができます。

子ども達にとってはこの作業がとても楽しく、どんどんすり続けてしまいがちですが、「半分がきたらおしまいね。ママに見せてね!」と、先に約束しておきましょう。そうすることで、安心して見守ることができます。また、すりおろし器の下には濡れ布巾をしくことで、滑らずに安定してすることができますよ。

ポイントは、「危ないからやらない」よりも「ケガしないために、お約束ね!」と一緒に作業を確認するのがおススメです。上手にすれなくても、少しの時間でもOKです。自分で頑張った!という経験から食べる意欲に繋がっていくはずです。

調理に関わることで、苦手な野菜を食べることができた、なんて話もよく聞きますよ。お手伝いを通して、旬の野菜も美味しく食べてほしいですね!

(キッズ食育マスタートレーナー石動敬子 @keiko_ishina