日本水産(ニッスイ)は、日常の体力づくりを栄養面でサポートするため、料理研究家の浜内千波氏とともに「速筋タンパク」オリジナルレシピを開発した。同社はスケソウダラのもつ俊敏な動きの源となる瞬発力を発揮する筋肉「速筋」のタンパク質を、「速筋タンパク」と呼ぶ。スケソウダラやそのすり身を原料とする練り製品をシリーズ化し、昨年からPR活動を活発化している。

ニッスイは8月末、秋に運動会を控える子どもを持つ親600人を対象にアンケート調査を実施。体力の維持向上につながる新たな習慣を必要としている人が7割以上もいるという結果を得た。コロナ禍で子どもの体力や筋力低下を感じている人が約半数いたにもかかわらず、体力や筋力維持・向上のために何か行っている人はわずか3人に1人と少ない状況が判明した。

これを受け、浜内氏と「速筋タンパク」が簡単に摂取できるオリジナルレシピを開発し、ニッスイWebサイトで公開している。いずれも1品5~10分でできる調理の手軽さに加え、季節の食材と子どもが好きな食材を組み合わせており、家族で楽しめるものとした。

持ち運びが簡単でひと口で食べやすい「速筋タンパクちくわ揚げ」=写真、子どもが手伝いながら親子で作る「たらカツピザ」「お魚たっぷり簡単ちらし寿司」など。

◇日本食糧新聞の2021年10月4日号の記事を転載しました。